公開日 2013年9月22日 最終更新日 2014年8月21日
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夫婦カウンセラーの木村泰之です
浮気した夫に悩む相談者が、よく話す言葉で
‘夫の事をどうしても憎めません‘
‘まだ情が残っているので離婚はしたくない‘
という表現です
この感情は決しておかしくないですし、その気持ち
に素直になればいい
では、素直にこの感情を進めるとどうなるか
「結局、どうしていいかわからず時間だけ過ぎました」
という結果になります
何かが足りないのです
その何かは
‘夫ではなく、浮気に対する自分の感情の整理‘
です
夫は人間ですから、感情がありますが、浮気そのもの
は事象です
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浮気という事象への対処を、しっかりと形にすべき
なのです
‘夫をまだ愛している、離婚はしたくない‘
それはそのままでいいのです
しかし、それで何もしないならそれで一生苦しむ
だけです
浮気という厳然たる許せない事は分けて行動する
事が必要なのです
そこを、夫への感情と混在してしまい、悩みから
抜けないのです
‘夫を愛せば、浮気をやめる‘
‘夫を愛せば自分は満足‘
という相談者はいません
もし、愛すだけでいいならばそれは、夫にではなく
自分が傷つきたくないための愛です
私は
‘夫の事をどうしても憎めません‘
という相談者は、無意識に夫を上から見ることで
妻を保っているのです
どこかで、夫婦ではなく自分が保護者として夫を
捉えているのです
夫婦はそんなきれいごとではない関係です
きれいごとでは困るし、意味がない
もっともっと汚くて、ずるくて、憎くい関係が
真の姿です
そこを腹にすえれば、浮気という事象と夫への感情
を切り分けて臨めるのです
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