公開日 2016年4月7日 最終更新日 2021年1月19日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の不倫に悩む
相談者にはいつも思う事ですが、夫の不倫についての悩みを
‘一過性のもの‘
として捉えるのか、それとも
‘これからの人生の問題‘
として捉えるのか、どちらなのかという事を質問します
そうすると
『これからの夫婦の問題として考えています』
『今までの夫婦ではダメだなと思っています』
『また夫婦二人でゼロからやり直す決意で考えています』
と、後者のイメージで考えていると回答が来る方が多いのです
しかし、そう答えた相談者にカウンセリングを進めていると
『夫の不倫はいつ終わるのでしょうか』
『いつごろおさまってくるのでしょうか』
『私の場合だと大体どれくらいかかるものでしょうか』
と、あくまでも夫の不倫に終わりはいつ来るのかというイメージで聞いて
くるのです
私が人生の問題と聞いて、そうですと答えている相談者でも、本当はそうは
捉えていない証拠なのです
その相談者に夫の不倫に対峙する、本当の意味を理解してもらうには相応の
時間がかかります
それを説明するのに
‘夫の不倫が起きている今日も夫婦’
という理屈です
つまり、相談者は何も不都合がない状態でなければ夫婦ではないくらいの感覚
です
しかし、実際は水面下で不倫を隠されていた時間も表面上は仲のいい夫婦を
続けていた時間があるはずです
そう考えると、夫の不倫があろうがなかろうが、いつでも夫婦の時間であって
不倫に悩むのも夫婦だからこそと思うべきです
その不倫を無くしたいというのももちろん妻であれば当然思いますが、それを
やっているのは自分ではありません
自分とは違う人間、不倫脳夫と不倫ブス女です
そこに、
『自分ではない人間の事をコントロールする気はないしそもそも出来ない、
私はこの夫婦を自分がどう進めるかだけを自分一人で考えて行動する』
と決意する事なのです
自分がコントロールできない夫にいつまでも悩むのであれば離婚すればいい
だけの話しです
しかし、離婚するつもりはないというのが相談者です
だからこそ、夫の不倫を自分の人生の問題として捉えるべきです
『夫の不倫で自分が辛い思いだけをするなんてとんでもない、私は自分が納得
する事をやるだけ』
という考え方にたどり着くと、人生これから死ぬまで自分の納得を追うだけと
いうシンプルにな自分になるのです
『たまたま今の夫と縁あって夫婦をやってるだけで、独身だろうが夫がいようが
自分の人生をどう生きるか』
私の相談者は時間の経過と共に、そこに気付き始めるのです
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