公開日 2016年4月25日 最終更新日 2021年3月10日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの方が夫の不倫を
個別に切り出して、あたかも一つの病気を治してもらいたいというようなイメージに
なっています
『夫の不倫が出て、対応に困っている』
『何をすればいいのかわからない』
『先日まで全然平気だったのに』
というように、何か突然知らないうちに憑りつかれてしまっている夫の対処方法を探す
ような感覚です
気持ちはわからないではないのですが、夫の不倫はそもそもの夫婦の関係性に緩みや
甘さ、軽んじている意識が両者の根底にあるのです
その現象の一つとして出ているのが不倫です
その証拠として、不倫ブス女が夫とのラインとの会話を見ると
『奥さんはあなたの事をわかっていない』
『奥さんの言われる通りではダメだよ』
『奥さんが何をしているというのよ』
くらい、夫婦の甘さを嗅ぎ付けて、夫に妻の足りない所や自分の方が上になるような
事を吹聴しているのです
そう言われた夫は
『確かに妻にただ言われっ放しなのはおかしい』
『オレには妻よりわかってくれる人がいる』
という感覚を持ち始めるのです
そういう意識があるからこそ、妻には逆ギレをするのです
不倫はもちろん、大人である夫と女の非社会的な関係を指しますが、引き起こす
原因としては、
‘夫婦に手入れをしていない現実‘
が大きく影響しているのです
相談者の意識にはカウンセリングの初期には
『このまま何事もなく毎日が続くと心のどこかに思っていた』
『特に問題なく来ていた、もちろんこれからも』
『夫も私も同じ方向を向いていると信じていた』
と、言う言葉が並びます
そこからいろいろと、決意して不倫にメスを入れれば入れるほど
『自分が本当に平和ボケしていたのがよくわかります』
『お気楽だった自分にあきれます』
『どこかで安心しきっていたのですよね』
『他の人の事なんて関係なく、自分たちは幸せとだけ考えていました』
と、自分で夫婦を固定化していた、自動的に幸せになると信じ込んでいた意識を
よくよく捉え出します
カウンセリングでいろいろと作戦を立てて、相談者の交流もして、いざ不倫ブス女に
直接的に対決する相談者はなず多くいます
すると、とまるで別人になったかのように、ほんの1ヶ月前の弱々しかった自分と
全然違う姿に変わります
なぜなら、長い期間止めていた思考と体を、世の中のあるべき方向に動き出した
事で、人に堂々と話せる事実が増えるからです
それは、ネットで見た事や人に聞いた事を受け売りで話していないからこそです
自分で作った事実こそが、勝手に妄想で平和を作っていた自分を呆れる自分に変えて
いるのです
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