公開日 2016年5月8日 最終更新日 2021年5月29日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の多くは自分
たち夫婦の今後を、一番不安に感じています
その多くは、夫婦という形が崩れるという思いがあるからです
目次
夫婦は全然問題は無かったですという平穏無事のイメージ
- 『今まで何も何もなかった夫婦です』
- 『夫婦は全然問題は無かったです』
という、平穏無事のイメージでいます
そこに突然発覚した夫の不倫ですから、夫婦が壊れる、壊れてしまったという思い
が出るのは無理もありません
しかし、そのイメージはあくまでも自分の基準です
しかも、その基準は夫は加わっているわけではありません
不倫夫は今の生活を保ち自分の性的欲求だけを満たせればいい
では、夫は夫婦がダメになっていると思っているのかと言えば答えはノーです
なぜなら、夫は今の生活を保ちつつ、自分の性的欲求だけを満たせればいい
わけです
そこには、ズルい考えがあるわけです
しかし、考えてみると夫婦という関係は、誰にも確固たる保証や決まり事なんて
何もありません
結婚して、戸籍を一つにする事と、同居の義務や相互補助の義務、相続の権利などの
権利と義務だけが発生しますが、それ以外は
『あとはご自由に、好きなように』
というのが日本の法律なのです
世界一いい夫婦と思うのも全然駄目な夫婦と思うのも自分次第
そこに、当事者である妻が
『私たち夫婦は世界一幸せ』
と思うのは勝手なのです
そして、勝手に思っている分、現実が乖離していても文句は言えないのです
それが夫婦 なのです
良くも悪くも自分で責任を取るのが夫婦であって、世界一いい夫婦と思うのも
勝手、全然駄目な夫婦と思うのも自分次第です
私が決めて夫についてこさせるのが夫婦という信念
ただ、自分の評価で決めている夫婦に、落胆も喜びも自分が受け止めるのです
ここで勘違いしてはいけないのは、夫婦は夫と一緒に進めたり判断しているのでは
なく、自分が決めた事を夫にウンと言わせる関係と思う事です
自分に決定権や判断基準があれば、
‘夫と同じ方向を向くのが夫婦’
とは思わないで
‘私が決めて夫についてこさせるのが夫婦’
という感覚になるわけです
夫の不倫を夫婦を自分の考えで進めるという関係にする転機
夫の不倫を、
‘夫婦を自分の考えで進める‘
という関係にする転機にしてこそ、悩んだ意味があるのです
夫婦を何か漠然としたイメージではなく、現実を捉えながらいつでも自分の意思を
出して行くのです
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