不倫脳の夫の心を読みに行くのは女性の防衛本能が働いている証拠

防衛本能が働く

公開日 2016年5月7日 最終更新日 2024年3月4日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者のほとんどの方が
聞いてくる事がいくつかあります

 

そのうち最も多い事が

『夫は何を考えているのでしょうか』
『夫はどうしたいのでしょうか』
『夫はわかっているんでしょうか』

 

という質問です

 

その聞きたい気持ちは本当によくわかります

 

その質問に聞かれると

 

『何も考えていません』

 

と言いたくなるところもありますが、それではみもふたもありません

 

夫は不倫をしている自分を、しっかりとわかっています

 

しかし、その状態から抜ける意思がない、抜ける事が出来ない、抜けるすべを知らない
というような状況です

 

しかし、その中で夫の心を読みに行っても、キリがない状況が続きます

 

なぜなら、仮にある時に夫の心がわかっても、状況が変わるとまたすぐに読みに行って
しまうからです

 

それをやめれれば楽になるのですが、なかなかそうはいきません

 

なぜやめる事が出来ないのか

 

そこには、男女の本能的な違いがあるのです

 

女性は肉体的には男性より強さでは劣るので、どうしても防御本能が強く働きます
五感を敏感に生きているわけです

 

目でも、耳でも、鼻でも、頭でも情報収集能力が自然と研ぎ澄まされます

 

その中で、妻が夫の心を探るのは、女性の本能です

 

それまでは、全然何も心配いらなかった夫ですが不倫が起こった今となっては

 

‘違和感のかたまり‘
‘生理的に受け付けない相手‘
‘自分を驚かす存在‘

 

という捉え方を心の奥底で持っているのです

 

その自分の防御本能がしっかりと働いているからこそ、夫の心をのぞきに行くわけです

 

しかし、私の相談者がしっかりと女に対処して、夫の逆ギレにも負けないように行動を
起こすと

 

『夫の事なんて全然気になりません』
『そういえば今日家にいました』
『何か私に言ってきましたけど、よくわからない事を言っていました』

 

と、本当に同じ相談者かと思うくらい、夫の事に関心が減ります

 

それは、夫の浅はかさとか、小ささとか、幼稚さとかを暴いたからです

 

要は、防御本能を働かせるような脅威を持っていない事を認識したからです

 

そうなれば、本当に心から楽になり、

 

『こんなバカに苦しめられていたのか』

 

というくらい自分に腹を立てるくらい、強い自分を取り戻すのです

 

そう考えれば、夫の心を読みに行くのは、自分の本能が働いていると解釈すべきなのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。