公開日 2016年5月22日 最終更新日 2021年3月10日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の不倫には多くの
感情が相談者にはわいてきます
『まさか、うそでしょう』
『信じられない、信じたくない』
『そんな、ありえない』
という感情もあれば、人によっては
『何かやると思っていた』
『嫌な予感はしていた』
『どこか浮ついているところを感じていた』
という感情があってもおかしくありません
夫をどう見ているかは、妻によって様々ですが、そもそも夫婦という関係性は
当事者である夫と妻が毎日努力を重ねるしかないわけです
それが年月の経過と共に、どこかで緩んでしまって、お互いに存在感が薄くなって
いる中で、夫は外の女にうつつを抜かしているのです
しかし、妻自身も育児に疲れていて夫への関心も下がっていたり、前より夫に対して
尊敬も下がってきて、夫の行動には正直把握する意欲が希薄になっています
その中では、夫を取り戻す事を考えつつも、
『今の夫婦を続けてどうなるのか』
という、あきらめの境地が少しずつ出て来るのです
しかし、かと言って小さい子供をどうするのかとか、世間体の事が頭をよぎってしまい
離婚を選択するのは怖いわけです
そういう境地の相談者に、毎日お会いしているわけですが、私が強く言う事があります
それは
‘離婚は離婚した時‘
という事です
つまり、夫とうまくやっていけないのではという理由の離婚は、現実逃避でしかない
わけで、仮にそのまま離婚したとしても自分に自信が出るわけでもなく、一生離婚を
後悔するかもしれませんし、再婚する意欲も大きくなる可能性は低いわけです
離婚というのは結婚と同じで、自分にそうしたいという欲求が強くなければ、手続きを
しても意味がないのです
結婚を決意する時に
『私はこの人と一緒に生きたい』
と思ったのと同じで
『私は早く戸籍を抜けたい』
と思った時にするのです
そう思う時は、その先に好きな人がいたり、仕事に集中したいなど、自分の進むべき
世界が描けているのです
その世界が出るまで離婚をせずに、夫と自分が緩んでしまって、変な方向に向かって
いる夫婦にテコ入れをするのです
そこにしっかりとエネルギーを費やさなければ、仮に離婚をしたとしても自分に自信
なんて持てないのです
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