旦那の浮気を子供に伝えるかどうかが親子関係の大きな分かれ道

夫の浮気を子供に伝えるか

公開日 2016年6月4日 最終更新日 2024年2月24日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者は夫の不倫
については、 どうやって子供に伝えるか、もしくは知られるわけにはいかないという
心理が働いています

 

「父親の恥部を言うわけにはいかない」という心理を考える

 

 

お子さんの年齢や性別や性格などは様々ですが、概して夫の不倫は子供さんに対しては

 

‘父親の恥部を言うわけにはいかない‘

 

という心理です

 

その気持ちはよくわかりますし、親としては当然の気持ちです

 

ただ、ここで良く考えなければいけない事があります

 

今の時代、親子でテレビを見ていても、毎日のように

 

  • ‘不倫‘
  • ‘熟年離婚‘
  • ‘浮気‘
  • ‘略奪愛‘

 

のような言葉が行き交っています

 

お子さんの方が早く夫の不倫を察知する事も珍しくない

 

 

また、お子さんもスマホを持っているので、大人と同じように情報を収集できる環境
にあります

 

その現代の世の中では、下手をすると相談者よりお子さんの方が早く夫の不倫を察知
する事も珍しくありません

 

そういう状況で、お子さんに知られたくない知られるわけにはいかないと思っていても、
現実的にはお子さんは

 

  • 『隠しても隠しきれないよ』
  • 『私に言えばショックを受けると思っているんだろうな』
  • 『言ってくれた方が楽になるのに』

 

と思っていても不思議ではありません

 

それ位今の時代のお子さんは氾濫する情報の中で、正確に読み取る事に長けているのです

 

精神年齢を低く見たり、夫婦と隔離している考えを捨てる

 

そのお子さんに対して夫の不倫を絶対に話すべき、とは言いませんが

 

  • 『あの繊細な子にこんなこと言ったらかわいそう』
  • 『子供には関係ない事で迷惑をかけたくない』

 

という理由で言わないというのは、もう少し考えを改めるべきです

 

なぜなら、かわいそうと思っている時点で、子供に同情しているという事ですし、関係
ないと思っている時点で、子供は家族ではないと言っているようなものです

 

とにかく、子供を精神年齢をいつまでも低く見ていたり、夫婦と隔離している
考えを捨てるのです

 

そうでなければ、いつまでたっても子供さんを

 

『人生を生きていく上でいろいろな事を避けてはいけない』

 

という意識ではなく、単に

 

『都合の悪い事からは遠ざけたい』

 

という自分が怖いという事だけを、無意識に出しているのです

 

親としてどう接するのかを判断しなければいけない

 

 

もちろん、相談者のお子さんですから相談者自身が親としてどう接するのかを判断
しなければいけません

 

そこに、これからの自分とお子さんの親子関係をどうしていくかのポイントがある
わけです

 

『いつかは子供にもわかる事、それを親である私が知られまいとビビッていては
その方が悪影響』

 

という考えを持っている相談者は、しっかりとお子さんの目を見て話すのです

 

そして、お子さんも

 

  • 『大丈夫、ママの事を信じているから』
  • 『ママが戦うというのなら応援する』

 

と、しっかりと用意していたかのように自分を理解してくれる反応を示すのです

不倫で離れているのは〔夫婦〕でなく子供に倫理正義を見せていない【母子】の距離

 

お子さんは親が想像している以上に意識がシンクロする

 

 

私の相談者は、時にお子さん連れで来られる方も増えてきて、お子さんは他の相談者も
接して、自分の母親が正しい道を進んでいる事を確信しています

 

その表情は相談者同様、安心して穏やかで元気な顔をしている事を誰もがわかるのです

 

お子さんは親が想像している以上に、その意識がシンクロするのです

 

母親が前を向いている時には、元気な姿を見せます

 

しかし、どこか影を落としている時には写し鏡のような姿を見せるのです

 

それは自分が子供の頃に

 

『母親が暗い顔をしていたら、何だか家が澱んでいた』

 

という記憶を持ってる人も多数います

 

それを思い出せば、自分の子供も同じ思いになっている事に気付くのです

 

自分が伝えなければこの子に真実を伝える人間はいない

 

 

子供が元気かそうではないかは、自分の思いが伝播する事を忘れてはいけない

 

  • 『この子の誰にも関係ない世界で唯一の親子の関係』
  • 『自分が伝えなければ、この子に真実を伝える人間はいない』

 

という思いが出た時に、親子の絆が今までとは違う強さを持つのです

 

その強さこそが、夫の不倫で手にする大きな大きな財産です

 

夫は他人ですが、子供は血縁です

 

その決定的な違いを、夫の不倫で知る事になるのです

 

そこから逃げてはいけないし、逃げる事はできないのです

 

夫と私ではなく子供と私の関係が全てに優先

 

 

それをカウンセリングの中で、しっかりと伝えると

 

  • 『私は夫と自分の関係しか見えていませんでした』
  • 『夫と私ではなく子供と私の関係が全てに優先です』

 

という自分に気付くのです

 

子供は親の姿を見て育つのです

 

父親がアホでも母親がまともで強ければ大丈夫

 

 

父親がアホでも、母親がまともで強ければ大丈夫です

 

子供は多くの事を親から学びますが、良い事だけではなくダメな事も学びます

 

『やっていい事といけない事がある、それを親を見て理解した』

 

という判断力が備わるのです

 

それを臭いものにはフタをするような接し方では、子供はすぐに見抜くのです

 

そこから自分が親として子供には

 

『いい事も悪い事もちゃんと話す』

 

という姿勢を出せば、子供は

 

『自分の人生に必要な事、大事な事を話してくれている』

 

という自分を作るのです

 

子供にダメなものはダメという夫が不倫を隠ぺいする現実を捉える

 

夫の不倫で気にするのは夫婦の関係ではなく親子の関係

 

 

それを親が寸断しては、何のための親子なのかという事になるのです

 

私が相談者に口酸っぱく言うのは、

 

『夫の不倫で気にするのは夫婦の関係ではなく、親子の関係です』

 

という事です

 

多くの相談者が子どもの気持ちや考えを後回しにして、不倫夫の心配ばかりをしている
わけで、そんなバカな事はなのです

 

家族で一番弱い存在である子どもの事よりも、自分勝手にアホな事をしている夫を心配
しているのは、ただ単に夫に依存しているからだけです

 

子どもは親の力を借りなければ生きていけない

 

 

子どもは、親の力を借りなければ生きていけない

 

その子どもさえも見捨ててブス女に入れ込むバカな夫を、

 

『あなたの事が心配、私を見捨てないで』

 

というような思いでいる母親を、子どもにどう見られているのか

 

それを最初から想像できている相談者は殆どいません

 

その相談者の大きく勘違いしている状況に、カウンセリングの中で喝を入れるのです

 

『あなたの人生にとって一番大事な人は誰ですか』

 

と聞いて

 

『子供です』

 

と答えているにもかかわらず、夫の心配ばかりしている言動が一致していない相談者に

 

『自分で間違っている事をしている事に気付かなければ、後悔してもし切れない
人生になりますよ』

 

という話をするのです

 

子供こそが夫婦の状況を一番正確に把握している

 

 

その時初めて相談者も

 

『私本当にわかっていませんでした、子どもの事を何も考えていなかった』

 

と、自分も夫も子どもをないがしろにしている事に気付くのです

 

子供こそが、夫婦の状況を一番正確に把握しているのです

 

その現実を知らなければ、一番客観的にモノを見てくれている子どもを無視する事に
なるのです

 

自分の家族を夫婦だけにして、子どもには状況を伝えない事が罪深い事でもあるのです

 

不倫脳夫を見て今の時代大人も子供も出すのは〔格好悪い男〕という言葉

 

いい事も悪い事も共有しての家族

 

 

子どもがかわいそうとか、精神的に弱いと言って伝えないままでもいつかは父親の不倫
を知る事になるのです

 

それは母親が主体的に伝える事ではなく、空気を読んで子ども自身が理解しているケース
という事です

 

その時の子どもの心理は

 

『自分は家族ではないのか、何で言ってもらえないのか』

 

という疎外感です

 

いい事も悪い事も共有しての家族という、当たり前の思いを持っているのです

 

人生で初めてといっていい位に子供の人格を尊重する

 

 

それを母親である自分が、一番わかっていなければいけないのです

 

『誰の子供でもない自分の子供、この子に私がしっかりと伝えなければいけない』

 

という、人生で初めてといっていい位に子供の人格を尊重するのです

 

その時こそ、子供には

 

『自分を真剣に育ててくれているから、こんな事も言ってくれているんだ』

 

という思いで母親を捉えるのです

 

その子供の心理を推察できるようになってもらうのが、カウンセリングの中では大きな
意味があるのです

 

子供をないがしろにしているのかを遅ればせながら気が付く

 

 

それまで

 

  • 『夫は何を考えているのだろうか』
  • 『あの人は私の事をどう思っているのだろうか』
  • 『夫の視界に私は入っているだのろうか』

 

と、夫の心理ばかりを読んでいた自分がいかに子供をないがしろにしているのかを
遅ればせながら気が付くのです

 

夫婦ではなく、親子の関係を希薄にさせている自分が妻ではなく母親として失格と
いう事を強く思うのです

 

『私は人生で一番大事な子供に呆れられていたんですね』

 

という現実を知れば、夫の気持ちなんてどうでもいいという自分に変わるのです

 

夫にとっての自分しか考えていなかった状況から、

 

『子供たちは私をこんなにしっかりと見ているんだ』

 

と、子どもにとっての自分に変えるのです

 

それはまさしく、妻ではなく母親を優先させるという事なのです

自分の存在意義は〔不倫夫の妻〕ではなく【世の中目線の子供の母親】

 

You Tubeでの解説もありますので、併せてご覧ください。

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。