不倫夫の見方を変える思考をカウンセリングで再インストールする

頭の中をインストール

公開日 2016年8月10日 最終更新日 2024年3月5日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者が夫の不倫については
いろいろと考え出すと、何がどうなっているのかよくわからない自分がでてきます

 

それまでの安心した日常生活と打って変わって、どん底に突き落とされてしまうという事も
もちろんありますが、それ以上に妻の中にある防衛本能が破られたという事実が心身を侵す
のです

 

『もう何だか体が動かなくなってしまって』
『何をしても気力が出なくて』
『ただただ涙が出てしまって』

 

と、体と気持ちがコントロールできない、そのまま食欲も睡眠欲も出ないという状態になる
のです


これは相談者が意図的にそうしているわけでも何でもなく、自分が自分でない感覚でフワフワ
とさまよっているようなイメージです

 

それは、この状況で何か他に危険が迫っても気が付かないままとか、逃げられないままという
ような状態ですので、非常に危険なのです

 

それも、自分の中にある、防衛本能が破られたために起こっています

 

なぜそうなるのかと言えば、夫は自分の中では当然自分の味方であり人生の同志のような
存在ですから疑いの余地もないわけです

 

その夫が、自分を一番苦しめる存在になるわけですから、味方に後ろから鉄砲を撃たれた
ような
モノです

 

その弾を撃った夫が

 

『俺は悪くない、そこにいるお前が悪いんだ』
『邪魔だって言っただろう、俺が撃つ事はわかっているだろう』
『避けられないお前がトロいんだよ』

 

位の詭弁や言い訳をしてきます

 

その夫を見て、

 

『私が悪いんだ、そうなんだ』

 

と思い込まされいてるわけです

 

普通の状態であれば

 

『何でこんな事するのよ』

 

と言うわけですが、敵とは思っていない夫が自分にとって一番されたくない事をして
いるので
右左や、上下もわからないくらいの感覚になっているのです

 

その防衛本能を崩された相談者に必要なのは、とにかくその本能の回復です

 

不倫脳夫とブス女とのハンディ戦は【攻撃は最大の防御】の意識が必要

 

 

そのためには、自分一人では回復は不可能に近いわけで、回復の手順やタイミングを
伝える環境がカウンセリングです

 



そのためにカウンセリングで夫の見方を変える思考を再インストールするのです

 

『うちの夫は大丈夫』
『夫に限って私を裏切るなんてことはしない』
『不倫なんてテレビの世界』

 

という自分の誤った思考を、事実を元に考える思考に変えるのです

 


その思考で夫婦や自分の人生を考え出すと、夫の事は本当に

 

‘くそ野郎‘

 

に変わるのです

 

そう呼べる自分が、本当に強くなっている事としてうれしいくらいの感覚になるのです

 

私の相談者が、夫をケチョンケチョンに言うのも、自分があるべき姿になっている事を実感して
いるので、むしろもっと夫を下に見る表現を探すのです

 

不倫夫をパパからくそ野郎に変わった自分が欲しかった強さの証明

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。