公開日 2016年8月20日 最終更新日 2017年12月18日
https://youtu.be/YYO3Bwy49Qw
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、不倫発覚後の夫に対しての
思いは、相談者の頭の中は整理もつかないままですから、憎しみというよりもただただ
『私の事を嫌いにならないでほしい』
『夫には何をすればいいのかわからない』
『夫の思いを受け止めてあげれなかった』
『私は妻としてちゃんとしていなかった』
『夫にとっての私は足りないところだらけ』
と、夫を思いやっていない自分を責める心理で頭が一杯になるのです
しかし、その心理で状態では、世の中的には責められるべきは夫であり不倫ブス女という
のは明白にもかかわらず、現実的には犯人がノウノウとしていて、被害者が縮こまって
いるという構図です
言うなれば、いじめっ子が堂々としていていじめられっ子がいつも草葉の陰で泣いている
というのと変わらないわけです
仮に自分の子供がいじめっ子にいじめられて、
『いじめっ子の機嫌を悪くしているあなたが悪いのよ』
という親がどこにいるのかという事です
そんなバカな事をしている自分に気付くのです
そのためのカウンセリングです
こんな事に理屈もクソもないわけで、ただ夫に依存している自分が自己保身に走って
『夫に嫌われたらもう生活できない』
『もう私はどうすればいいのかわからない』
と勝手に思い込んで、自分が正す強さがない事を言い訳にしているのです
私の相談者も初期は弱い状態で来れる方が殆どですが、次第に自分の倫理観や正義感を
全面に押し出さなければ、子供に示しがつかない、両親を悲しませてしまうという思い
の方が勝つのです
そして、夫と女を怖がっていた自分から、
『この3人で正しいのは私だけ、世の中の人も私を後押ししてくれている』
という思いを強くするのです
それは、同じような思いをした相談者仲間がしっかりと心の励ましをし続けてくれる
からです
そこに大きな大きな自分のプライドの回復という作業をする意味を見つけます
夫の妻だけでは人生はやっていけない、一人の人間として社会人としての自分がないと
本当に自分が夫に右往左往されてしまうという事をはっきりと認識するのです
私の相談者が女と戦い、夫の小ささを見ると、言葉が本当に増えるのです
今までの人の話を聞きたい自分から、自分の考えを伝えたい、思いを言いたい自分に
変わるのです
それは、まさしく
『私はこういう考えで生きている』
『私の人生は私が決めて進んでいる』
という思いを強くしているからに他ならないのです
あれだけ自分の事がよくわからないと言ってた自分から、自分が考えている事を行動
するだけ、とシンプルに生きる自分に変えているのです
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