公開日 2016年8月27日 最終更新日 2021年3月8日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の多くは夫の不倫は初めて
経験する事です
正確に言えば、初めて知ったという事で、実は水面下で今までも夫は不倫していたかも知れない
わけです
今回偶然にも夫の不倫を知る事になると、夫に対しては、
『自分が知らなかった事が今までも数多くあるのでは』
という疑心暗鬼な思いになるのです
夫はと言えば、いくら自分が正直に話してほしいと思って懇願しても隠すし、逆ギレをするのが
当たり前という実態です
『バカな事を言うなよ、俺を疑うのか』
『そんなに信じられないのなら、もうお前とはやっていけない』
という夫もいれば開き直って
『俺はもうお前には気持ちはない』
『俺には好きな人がいる、もう引き返すつもりはない』
という夫もいればその場しのぎで
『すまなかった、もう二度と会わない』
『どうしても切れなかった、でもすぐに別れるから』
と言って結局嘘をついて何も変わらないというパターンのいずれかです
どの夫を見ても、夫婦の中に隠し事があるなんてという思いが自分を苦しめるわけです
しかし、その思いを持っている自分をどう考えるかを変える転機でもあります
夫の不倫は自分に大きな影を落とすのは誰しも共通していますが、よく考えてみれば夫の不倫は
夫がしでかした事であり、自分が誰かに迷惑をかけているわけではありません
隠し事をしているのは夫であって、自分ではないのです
夫婦を裏切っているのは夫であって、自分ではないのです
謝るべきは夫であって、自分ではないのです
そういう思いが自分に芽生えると、それまで
『夫が隠し事をするなんて』
と考えているのは、夫をあまりにもよく見過ぎているからと気付きます
なぜよく見過ぎているのかといえば、自分が選んだ夫だからという意識に他なりません
しかし、それも自分に自信を持ちすぎている証拠です 自分が選んだから間違いないという自分
に過信があるのです
ハタから見ると、夫は
『マジで、やばい夫じゃん』
『私なら離婚する』
『それはないわ、奥さんの事どう思っているの』
と映る男です
仮に大事な親友に不倫を打ち明けられても、その親友の夫を憎むはずです
それを自分の夫というフィルターがかかっていると甘くというか、自分を否定する気になって
しまい夫にすがるのです
その自分への過信を取り払うのです
カウンセリングでは
‘人間の弱さ‘
を解説します
その弱さはもちろん、夫や不倫ブス女に向けてでもあり、相談者自身にもお話します
夫と不倫ブス女には、不倫をやめられない弱さや妻にコンプレックスや嫉妬を持つ弱さがあります
相談者である妻には、夫婦を曖昧に見てしまう弱さ、夫を世界一に見てしまう弱さ、ダメなものを
ダメと言えない弱さがあります
三者三様の弱さがあり、その弱さを放置していても何もいい事はないのです
しかし、その弱さを払しょくできるのは、正しい妻しかいません
夫と不倫ブス女にはそこから抜け出す強さは全くないのです
そういう心理や実態を話すと、相談者も徐々に意識を変えて自分の弱さを嫌になり、留まっている
自分に飽きてくるのです
そこに夫の不倫の構造というか人間の甘えや弱さを捉えて、そこから目を背けない人生を進む自分を
選択するのです
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