公開日 2016年9月9日 最終更新日 2017年11月24日
https://youtu.be/k3HDRUljCBM
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって夫の不倫は
どうしても夫婦の問題という意識が強くあります
もちろん、自分の夫が起こしている事ですから妻として無関係ではありません
しかし、大事なのはどういう立ち位置、関わり方として考えるのかです
多くの相談者が、やもすると夫の
『お前が優しくなかったからだ』
『オレの事をわかっていないだろう』
『あの時の思会えがオレをバカにした言葉が忘れられない』
という言葉に
『自分が至らないので不倫を引き起こしたのでは』
『私が夫をわかってあげていなかった』
『夫は私が妻では幸せにならないのでは』
という気持ちを持ってしまっています
その意識はまさしく
‘加害者‘
という立ち位置です
不倫をした夫に対して妻が害を加えた、そんなバカなことはないわけです
だれがどう見ても夫が勝手に不倫をして、その愚行に被害を受けているのは妻です
しかし、現実は自分を加害者的に考えている相談者が非常に多いのです
その原因は、必要以上に夫婦を壊したくないという過剰反応があるからです
そもそも夫婦を壊したくないというのはどこから来るのか
夫が不倫をしている時点で、かなり夫婦はおかしくなっているわけで、ゆうなれば夫婦
にリスペクトもなければ、信頼もない状態です
その現実からまだ落ち込むと被害妄想的に思っているから、
『これ以上おかしくなりたくない』
と考えるです
多くの場合、私の所に相談に来られている時点で、夫婦はもう下がりようがないわけで
後はどうやって上がるかです
じっとしていては、底を這いつくばっている状態が続くのです
じっとしているのは、相談者が自分を加害者にしている時です
しかし、相談者は被害者であり、バカな夫と不倫ブス女に社会的に制裁を加える立場です
その真逆に考えていた立場を、
『私は何も悪くない』
『私が考えている事の方がまとも』
『夫と不倫ブス女を絶対に許さない』
という、世の中の基準の自分になってもらうのがカウンセリングです
私の相談者が加害者意識から被害者意識、さらに正す立場という意識に変わってもらうと
多くの笑顔が出ます
『私はバカな夫の妻だけど社会から白い目を見られるのは私ではない』
と堂々と生きる自分を持つからです
そういう毅然と社会の中で生きている事を認識しもらうと、夫の妻という立場は本当に
最低限の範囲でしかない、社会の一員の方が大きい自分になるのです
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