公開日 2016年9月11日 最終更新日 2017年11月24日
https://youtu.be/CItmNrOXqfU
(本日上記動画を更新しました)
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、カウンセリングでは夫の
不倫をどうするかという観点から、相談者自身をどうするかという視点に変えていく
作業が非常に重要です
どういう事かと言えば、夫の不倫は夫と不倫ブス女が妻の知らないところで起こして
いる愚行です
その愚行をどうにかしようとすると、多くの相談者は夫の意識を自分に向けさせようと
頑張ってしまいます
もちろん、それはそれで大事ですが、実はその感覚では現実が妻の思う方向の真逆に
動いてしまいます
『夫にいい妻をしようとするとどんどん嫌がります』
『夫には私の事は憎んでいると思います』
『離婚したくて仕方がないと思っているでしょう』
という言葉が出るのは、夫がその妻の言動を決して受け入れてないからです
しかし、夫が拒否していると考え出すと自分が嫌がられているという考えしか出ません
それでは夫に不倫されて、うそをつかれて、逆ギレされて、さらに自分を責めるという
のでは本当に理不尽しかないわけで、そこに自分自身の捉え方を変える必要があるのです
その自分の思考の変え方をどうすればいいのかがわからない方が多いわけです
カウンセリングでは、相談者が自分を責めるところから、少なくとも自分を責めない、
そしてさらに肯定する自分にしてもらうのです
そのためには、夫の行動否定をカウンセラーが数多く言う必要があります
『夫は世の中から見てもチャンチャラおかしいですよ』
『周りから見ると、夫は裸の王様ですよ』
『あなたは被害者であって決して加害者でも何でもありません』
というような見方を相談者に伝えるのです
相談者も心のどこかではそう思っていた気持ちを、第三者のカウンセラーから聞く事で
『そうですよね、私は悪くないですよね』
『そう言ってもらえて心が救われます』
『一人で考えると、全然前に向く考えになりませんでした』
という思考になります
そうなると、夫にしか言われていなかった環境ではわからなかった事が明白にわかって
くるわけです
夫の言っている事がいかに自分勝手でご都合主義で人に迷惑をかけているか
そこに立ち返るとよくわかる事は、自分があまりにも自分の考えで動いていないという
事です
夫との夫婦関係で、夫におんぶにだっこで来た自分をここで変えなければこれからずっと
そのままになって しまうという危機感を持ってもらう事です
危機感は長い間忘れていた、避けてきた感覚ですが、持たないわけにはいきません
なぜなら、その感覚が夫の不倫に対するパワーを生むからです
夫の思考に合わせている、あらがわない、従順になるだけの自分をやめる、やめなければ
いけないという危機感は今までの安定からの脱却でもあります
危機感を持つ事で自分の成長を促すという理屈に気付いてもらう事がカウンセリングの
大きな意義でもあります
危機を持ちたくない自分から、持つ必要を感じる自分に変える事で、人生のリスク管理に
なるのです
私の相談者が危機感を持ち続ける状態である程度時間を過ごすと、それまでの平和ボケの
自分が本当に危なかった事を痛感します
『私も本当によくあのまま夫に騙されていたものだと思います』
『夫に何もかもいいようにされていた自分でした』
という言葉で自分の成長を表してくれるのです
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