夫の不倫を夫婦を手元にたぐり寄せて【自分らしく生きる】転機にする

夫婦を自分に手繰り寄せる

公開日 2016年10月27日 最終更新日 2024年3月27日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、そもそも相談者には
夫婦というものを、どう捉え方をしているのかという事をお話しする機会があります

 

  • 『夫婦はいつでも助け合って、お互いに成長していく関係とか』
  • 『よくわかりませんが、老後を仲良く過ごせればいいと思います』
  • 『えーっと、空気のようなというのか、一緒にいて楽な関係』
  • 『とにかくいつまでも笑顔で過ごせればいいです』
  • 『辛い事があっても、協力して乗り越えるようなイメージですか』

 

と、何となくでも夫婦についてのイメージが出てきます

 

平常時の夫婦ではなく今は夫の不倫という事象が発生した夫婦

 

 

もちろんそれは相談者が思っている事に間違いはありませんし、何かを否定する
事でもありません

 

ただここで考えるべき事があります

 

それは、平常時の夫婦ではなく今は夫の不倫という事象が発生した夫婦という事を
考えなければいけません

 

その中で、夫婦のイメージが今まで通りでは違和感が出るはずです

 

  • 『この人ってこんな人だったの』
  • 『いい加減にしてよ、ふざけるんじゃないわよ』
  • 『もう生理的にムリムリ、勘弁してほしい』

 

という位の感覚が出てもおかしくありません

 

夫婦に縛られて80歳で不倫夫を刺してもやり切れない

 

 

それを夫婦という枠組みに縛られて、自分の素直な感情というか湧き出る気持ちを
押し殺してしまうのです

 

そこをカウンセリングでは躊躇なく爆発してもらうのです

 

なぜなら、相談者がそのまま内に込めた憎悪や怒りを70、80歳になって不倫ブス女
の名前を痴ほうの夫が口走ったのを聞いて、いきなり爆発させて包丁で刺し殺す事を
未然に防ぐ意味もあるからです

 

これは冗談ではなく、相談者の怒りをそのまま孤独に何十年も持ち続けてしまうと
自分でもわからないほどのパワーになるのです

 

不倫脳夫に「死ねばいいのに」はひどい妻ではなく当たり前の感情

夫の不倫への怒りは誰も止められない何十年の時間差のある時限爆弾

 

 

それを誰も止められないわけですから、何十年の時間差のある時限爆弾なのです

 

その威力は時間が経過すればするほど増すわけで、不倫が発覚してから時間が経って
いないうちは、そのエネルギーもまだコントロールできるわけです

 

その理屈をお話しすると、相談者の方も

 

『よくわかります、私が夫をブスッと刺してしまうのが想像できてしまいます』

 

という思いが出てくるのです

 

それを考えると、自分の憎しみをごまかしたり、隠しているのは結局は自分を大事
にしていない事につながる事を悟るのです

 

私は私の事を後回しにしている人生はやめる

 

 

しっかりと自分の意思で自分の人生を進める気持ちを持たなければ、誰も助けて
くれないのです

 

『私は私の事を後回しにしている人生はやめる』

 

という覚悟ができた時に、夫の不倫を見て見ぬふりをしない、放置しない、すがる
だけの自分はやめているのです

 

夫婦をただの形式としてしか考えていなかった、そうは思っていなくても結果的に
そうだったという気付きが、夫に任せた夫婦から自分主体の夫婦に変えていくのです

 

夫婦は〔修復という幻想を追う〕のではなく【戦いから逃げない】関係

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。