公開日 2016年10月28日 最終更新日 2021年1月12日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫は自分にとっては
家族を幸せにしてくれる人以外何物でもありません
その夫はと言えば
『俺は家族のために頑張っている』
『俺は家族の事を一番に考えている』
『俺は身を粉にして働いている』
そこには多くの相談者が信じ込むわけです
夫は自分が何でも夫婦や家族に責任を負っているというポーズをとります
もちろん、それが嘘とは言いませんが、何もかも言っている通りの行動をしているか
と言えばそれは言い過ぎなのです
夫は自分の不倫を隠すためにはなりふり構わないわけです
そこに夫の会社や仕事で使っている、ノウハウや悪知恵がふんだんに盛り込まれて
いるわけです
夫はビジネス上で、様々な言い訳やうそも方便の会話を繰り返しているわけです
それはある意味避けられないわけで、上司や顧客に言われたり、会社の命を受けて
いる中では、自分が言いたくない事も曲げて言う場面はいくらでも出てきます
そして、いつの間にかそういう言葉や態度は
‘板についてくる‘
わけです
それを妻に対して出すのも苦にはなりません
むしろ、仕事上の嘘や言い訳に比べれば、赤子の手をひねるのと同じくらい簡単な
事でもあります
そこには
『あいつは世間知らずだから何もわかるはずがない』
『俺が仕事だといえば信じ込む』
『俺のやっている事には口出しさせない』
という思いがありやなめている心理が蔓延しているのです
その夫の成長どころか退化している姿を、
『夫は私たちのために一生懸命頑張ってくれている』
とだけ信じ込んでいた相談者に、カウンセリングでしっかりと現実の騙されている
自分を自覚してもらうのです
『夫は全然悪気もなくあなたにうそをつきます』
『夫は不倫ブス女の言う通りに動いているだけです』
『夫は家庭にも仕事と同じような言葉を使ってごまかしてるだけです』
という実態を事細かく伝えると、自分がいかに視野が狭かったかを認識するのです
どこかで安定だけを優先させて、何か起こる事を避けていたとか、見ないふりを
していた自分がいるのです
それを続けているととんでもない事を想像する自分になってもらうのです
夫婦や家族に慢心や過信、依存は何も生み出さない事がはっきりしてくるのです
交流会等で先輩相談者がそこに向かっている事を知ると、新しい相談者が自分が
ただ逃げていた事を心から悔やむし嘆きます
そして、
『もう絶対に泣くのはやめよう』
と心に誓うのです
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