不倫夫を世界一からそこらのオッサンに変えるのがカウンセリング

不倫夫はそこら辺のオッサン

公開日 2016年11月3日 最終更新日 2021年3月7日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっては夫
という男は一体どういう人物なのか、という思いが心の中で出てきます

『私は何でこの人と結婚したんだろう』
『この人の何を見ていたんだろう』
『一緒にいるのに何でわからなかったのだろう』

という思いが出てくるわけです

その思いが出るのは当然ですが、根拠は恋人同士に見ていた夫という、あくまでも

自分の見立てなのです
自分で自分にゴーサインを出したので、結婚したわけです

その中で自分の中の夫の基準がアマアマになっているのです

‘世界一の夫‘
‘最高の夫‘
‘ほかの夫とは比べようもないいい夫‘

という夫の見方を揺るぎなく持っているのです

その見方を崩すのは、どうしても比較を持つしかないわけです

しかし、比較を持つ術を知らないので、いつまでも夫の見方が変わらないのです

その相談者のために、カウンセリングで多くの相談者の夫の話をしたり、ブログ

で夫の言葉を書いているのです
ブログを読むと

『今の私の夫と同じ言葉が書いてある』
『何で夫の言っている事がわかるの』
『どこの夫も同じ事を言うんだ』

と思う相談者は少なくありません

私の相談者の交流会でも、

『木村先生のブログを読んで、私は夫に騙されていたんだと思いました』
『私もこのブログに書いてある通り、夫が言っている事そのままだったので相談
しようと思いました』
『夫の事が手に取るようにわかっているように書いてあって、目からうろこの思い
で来ました』

という言葉が次々に出てきます

私からすると、世の中の男はそれほど考えている事は変わりませんから、夫の出す
言葉を想像するのは容易です

しかし、相談者である妻は世界一の夫というフィルターがかかっているので、夫の
言葉の真意というか、裏に隠れた事情を見抜けないのです
そこをしっかりと

‘夫は世の中のそこらへんのオッサン‘

と見る自分を作ってもらうのです

言い方を変えると、勝手に夫を世界一にしていた自分を変える事に他なりません
つまり、間違いない夫を選んだ自分をどこかで崩す勇気を持つという事です

私の相談者には、自分を変える意識を持ってもらうのがカウンセリングという事を

伝えます

自分を変える事を先に意識してもらうと、その後の夫の見方を変えるのは時間も
それほどかからないでできるのです

それを実現した人は

『カウンセリングで言われた通り、夫を変えようとするのではなく自分を変える
という意味がわかりました』

と言うようになります

そして、夫の事をまさしくそこらへんのオッサンと見れるようになるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。