不倫夫への違和感を確信に変えるには孤独から抜ける事しかない

孤独から抜ける

公開日 2016年11月8日 最終更新日 2021年3月7日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の様がおかしいと
いう事は一番最初にわかるわけですが、そこから不倫に結びつくまで時間がかかる
方は少なくありません

それは、夫を過度に信じているというよりも、全然疑いなんてないという見方です
から、時間がかかるのは当然の事です

相談者が一番停滞してしまう原因は、夫への過信です
しかもその過信は自分の頭の中でしかありませんから、それが過信とは思っていない
から厄介な状況なのです

その状況がしばらく続いている中で、夫を信じたいといってもさすがにこれはない

という事が発生すると、徐々に疑念が大きくなるのです

『夫を信じたいけど、このワイシャツの口紅はどうみてもおかしい』
『この財布の中のラブホのカードは私でもおかしいと思う』
『鞄の中のコンドームは持っている事自体あり得ない』

という事実が相談者のそれまでの夫への見方が少しずつ揺らぐわけです

そこから不安だけが大きくなるのか、それとも夫にこのまま騙されてはいけないと

思うのかは判断力でもあります

不安にだけ思っていると、いつまでも

『私の事を裏切るはずがない、信じている、いや信じたい』

と自分に言い聞かせるわけです

しかし、不安だけではなく夫への不信感を募らせた人は、どこかで独身時代の自分
取り戻しているのです

夫婦という枠組みだけではなかなか夫ヘの信頼を捨てきれないわけですが、世の中
の 基準に照らして考えると、

‘違和感が正しかった‘

という事がよくわかります

その感覚は決して一人では生まれない感覚であって、誰かの情報や比較がなければ
違和感を確信に変えられないのです

私の相談者が

『自分一人では分からなかった事が今ではハッキリとわかります』
『夫のウソを見抜けなかった自分がいましたけど、教えてもらって目から鱗です』
『自分で夫の事を良く見過ぎていたんですね、本当にマヒしていました』

という言葉が出るのは、もちろん皆同じです

その言葉を聞けば、また一人正常な思考に戻った相談者が増えた事になるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。