不倫夫の心の弱さがカウンセリング相談者の男女比率に表れる

公開日 2016年11月14日 最終更新日 2017年11月21日

https://youtu.be/7aFrETbCmtM

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の多くは妻側
という現実があります
私が夫側の相談を拒んでいるわけでもありませんので、妻側が多いのは何を意味する
のかを知ってもらう事が大事です

なぜ妻側からの相談が多いのか、なぜ夫側からの相談が少ないのか
そこに、夫の不倫に通じる性差があるのです

妻側、つまり女性からの相談が多いのは、

‘味方が欲しい性‘

だからです
夫側からの相談が少ないのは

‘認めて欲しい性‘

だからです
妻側は自分が本当におかしいのか、自分の苦しい胸の内を理解して欲しい気持ちが
強いからです
その中では、恥ずかしいとか何を言われるかわからないという不安よりも、とにかく
自分の孤独から抜けたい、共感して欲しいという意識です

夫側は自分が不倫をしていても、されていてもカウンセリングシチュエーションが、
自分を認めてもらうというよりも、恥ずかしい、非難される場という想像がある
のです

言い方を変えると、自分をさらけ出せる妻、自己保身に走る夫です
男は自分を出すという事に臆病な生き物ですから、どうしても苦しさを聞いてもらう
よりも、人からどう見られているかを気にする方がどうしても勝ってしまいます

『オレの不倫で妻と離婚される状況をカウンセリングで話しても、責められるだろう
からオレは耐えられないだろうな』
『妻の不倫を話しても、結局はオレがどこかに原因があるのではと突っ込まれると
オレのダメな所を話す事になるからな』

と、とにかく人と話すとメンタルが弱い事を露呈するという思いが強くあります
相談者にそういう夫の心理を

『夫は弱い生き物、あなたから現実から家族から逃げ回っています、わかりますか』

と言うと

『そうですね、夫はホントに弱いですね』

と、それまで夫が強くて頑固で強情だったと思い込んでいる自分が、何も夫をわかって
いなかった事を恥ずかしく思うのです
相談している自分がいきがっている夫より強いなんて、夢にも思わなかったはずです
しかし、それが現実です

カウンセリングを受ける男女比率から、夫の弱さを認識してもらう事も非常に重要で
相談者の被害妄想や、過剰に不安になっている現状をまず抜けてもらうのです

『夫の弱さをこんなにはっきり認識できるとは思ってもいなかった』
『私の方が強い、夫婦は私が動かしてやる』
『夫の弱さに振り回される自分はもうやめる』

という信念を持ってもらってうのが私のカウンセリングでお伝えする大事な事です

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。