夫の不倫は自分が選んだ事から逃げない覚悟を決める転機

(本日上記動画を更新しました)

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の多くは
ただ夫婦を平穏無事に戻したい、自分が求めるのは贅沢は言わない普通の夫婦

という意識が強くあります
それはまるで例えるならば日本列島のようなものです

どういう事かと言えば、ご存知のように日本は自然災害大国です
毎年地震だの台風だの洪水だの様々な災害に見舞われて生きています
その自然に

『ただ安心して暮らしたいだけ、お願いだからもう起こらないで』

と言っても全然意味がないわけです
災害に見舞われた人は、周りがどう言おうと

『先祖代々ここに住んで祖先も災害に遭いながら頑張って生きてきた、だから
私もここを離れない』

という定めのような感覚です
それと似ているのが夫婦で、普通を求めているとその災害である不倫にはその
都度驚き悲しまなければいけないわけです

もちろん、憎いし怒りたい事ですが、自分が起こしているのではなく勝手に
起こる事です
しかも、自分が選んだ男が思慮なく誰の事も考えずに起こしているのです

その夫婦という関係に腹を決めて生きるのです
日本に生まれたのは自分の意思ではなく、それも宿命です
そう考えると、夫を選んだという自分の意思がある分、

『私がこの夫の事は死ぬまで納得する妻をやり続けるだけ』

と心に誓うのです
誰も人様は自分たち夫婦をとやかく言うわけもなく、自分が勝手に気にして
いただけなのです
思う存分夫婦を進める事で、自分が人生を生きていく意味が出てくるのです

『夫をどうこう言っている自分は周りから見れば腹の決まっていない人と
思われるだけ、そんな自分にはなりたくない』
『できない理由を探している自分は面倒臭い人に思われるだけ』

という感覚を持てば、自分が選んだ夫にはとことん自分をぶつける信念が
出てくるのです
自分が決めた夫婦に人生を懸けて戦う覚悟ができると、何があっても
自分が責任を取ればいいだけと強くなれるのです
私の相談者が

『私は私のできる事をやるだけ、それで夫がどうにもならなければそれまで
の男ですし、その男を選んだ自分も納得できます』

と言う言葉には自分の人生で大きな気概を持って臨む姿があるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。