不倫夫を選んだ自分だからこそ【ダメなものはダメ】という強さを持つ

ダメなものはダメ

公開日 2017年2月12日 最終更新日 2021年5月17日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫婦の会話や
何気ない日常の行動には、自分の安心や居心地の良さを求めているわけです

 

夫との結婚はその時の自分がゴーを出した結果

 

 

夫と結婚した時には

 

  • 『この人なら幸せにしてくれる』
  • 『私はこの人と一緒に暮らしていく』
  • 『価値観が合うから大丈夫』

 

という、ある種のカテゴリーが同じ安心感があったはずです


その感覚は決して間違いではありません

 

なぜなら自分の中で何度も何度も頭の中で

 

  • 『この人でいいのか』
  • 『この人の子供を産む事になる』
  • 『この人の考えについていけるか』

 

など、とにかく様々なシミレーションを重ねた結果で結婚しているわけで


その時の気分では決めていないはずです

 

夫の不倫に自分の選択判断が揺らいでしまう

 

 

その夫が不倫をするわけですから、夫そのものよりも

 

  • ‘自分の選択’
  • ‘自分の判断’

 

に自信が揺らぐのです


そこに、この夫の不倫自体に目が行きがちなところに隠れて相談者の人知れぬ

悩みがあるのです

 

 

 

そこまでカウンセラーは相談者の心理を読んでアドバイスをする必要があって、
ただ単に夫の不倫をやめさせるには、というような考えでカウンセリングを
いくら重ねても何も状況は好転しません

 

希望や未来を持つべきはアホな夫ではなく自分自身

 

 

相談者が希望や未来を持つべきはアホな夫ではなく

 

‘自分自身‘

 

です

 

不倫した夫に

 

『あなたはそんな人ではない』

 

と言っても夫は自分ではないわけですから、自分の思い通りの動きはしない
わけです

 

弱い自分をどうするかはあんたの問題私は弱いままは絶対に嫌

 

 

夫の選択を誤ったと思う暇があれば、

 

  • 『こいつも私も弱い人間、だけど私は前を向いて生きる』
  • 『弱い自分をどうするかはあんたの問題、私は弱いままは絶対に嫌』

 

という自分を変革させる事に意識を集中するのです

 

もちろん、夫の不倫を放置するわけではありません

 

むしろ、しっかりと

 

‘ダメなものはダメ‘

 

という行動があって初めて自分に希望がでるわけで、自分を奮い立たせる事
が自分らしさの実現でもあります

 

夫を選んだのも自分、自分を立て直したのも自分という、すべていいも悪い
も自分にある事に気づくのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。