夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫には何か
言えば自分にとって傷つく事を言われると考えてしまい、何を言えばいい
のかわからない状態です
『とにかくお前とは話したくない』
『お前と話す時は別れる事を前提に話す』
『もう気持ちを固めてくれたのか』
『何を言っても無駄なんだよ、もう遅い』
というように、まるで身に覚えのない借金に借金取りが金を用意したのか
と言わんばかりです
その夫に対して
『夫にはどういう言葉がいいのか』
『何を言ってはいけないのか』
という事を考えている事がおかしな事という感覚が必要です
しかし、一人ではなかなかその感覚が生まれて来ないわけです
なぜなら、自分の考えている事には
‘思考のくせ’
がついてしまっているからです
『夫に嫌われたらどうしよう』
『夫に逆らったら生きていけない』
『夫の言うとおりにするしかない』
というような、とにかく自分の考えの前に夫の許可をもらう、意向を最優先
するというくせです
日常的にはそれで問題ないわけですが、夫の不倫は非日常的な事態の典型です
から、それまでの日常的な思考でいいはずがないわけです
その思考のくせを矯正するのがカウンセリングです
知らず知らずのうちについているくせをニュートラルな状態、つまり世の中
基準に変える作業です
『私はいつのまにか夫の言いなりになっていました』
『私は何もかも夫に任せていました』
『夫が全てやってくれるとばかり思っていました』
と、今となっては本当に大きな勘違いをしている自分を見つけてもらうのです
だれがどう考えても
『夫に不倫された妻の方が謝っているなんてあり得ないわよ』
『夫にはギャフンと言わせるくらいの態度が必要でしょう』
中で、真逆の事をやっていた自分です
その中で自分が自分の足で立って、自分の意志で自分の人生を動かすという、
自分づくめの思考に変えるのです
もちろん、一朝一夕には長年こびりついているくせは直せませんが、それを
直そういう意識を持った瞬間、思考のくせにあらがう自分がいます
そのくせを直そうとするだけでも、全然変わってくるのです
それを私の数多くの相談者が実感しているのです
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