不倫夫と〔仲良し夫婦〕ではなく【地獄の果てまで一緒の夫婦】を選ぶ決意

公開日 2017年2月27日 最終更新日 2021年3月18日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって
夫の不倫をいろいろと考えている中で、最初は不倫そのものは悪い事と思って
いるわけです

しかし、それでも心のどこかで、その悪事を結果的に容認しているわけです

『許せないけど、戻ってきてくれるなら今回だけは目をつぶる』
『嫌だけど夫の事は愛しているという気持ちの方が強い』
『どうしても夫の優しいところを思い出してしまう』
というような感覚です

その気持ちはよくわかりますし、そう考えるのは無理もありません

その昔、夫は

『君と結婚できなかったら死んでやる』

『俺は絶対に一緒になる、もう心に決めている』
『早く結婚したい、結婚しなければ一生独身のままだ』

位の情熱を燃やしてぶつかってきた夫も少なくありません


それが今は

『もうお前の顔は見たくない、早く別れてくれ』

『一緒にいて何の意味がある、お前も嫌だろう』
『俺には俺の人生がある、お前もお前の人生を進めばいい』

と、昔の自分の言葉の真逆を言うのです

その夫の言葉にはかつての面影などあるはずもなく、とにかく妻には何も隙を

見せない、夫婦なんて知らないという態度です

そこまで変わってる夫に対し、多くの相談者が何も考えられない自分になって

います

その急激な変化についていけないからです

しかし、よく考えてみれば人間なんて考えていいた事がほんの短期間でガラリ
と変わる事は経験しているわけです
あるスポーツの試合を見て人生進む方向を見つけたとか、ある人の話を聞いて
その道に関心が出て一生の仕事になったとか、とにかく気持ちを揺り動かす
のはほんのわずかな時間です

その気持ちが動くには、ある条件があるわけです


その条件とは、

‘ある人間との出会い‘

です


人間なかなか自分一人の心の中で変わるものではなく、外部の刺激によって

変化します

夫はそういう体験をしているのです
その相手は言うまでもなく不倫ブス女です

しかし、いい事や夢のある事に変わったわけではないので、顔は険が出て、
きつい目をする方に変ります

例えるなら、自暴自棄になっている清原がクスリの密売人と出会ってあっと
いう間に変わるのに似ているのです

その夫に

『私が悪かった、許して』

『あなたの事を何もわかっていなかった』

と言っても、ピンときませんし、むしろ鬱陶しいと感じるのは当然です

それよりも、
『こいつ女だな、顔に書いてある』

くらいピンとくる自分を作る事が必要なのです

それ位夫の事を良くも悪くもわかるのが妻である自分、というだけの信念

を作るのです

夫婦をどのレベルで考えて臨むのか、ただ楽しい、幸せだけの関係なのか、
それとも地獄の果てでも一緒に行位の覚悟で臨むのか、それは自分で決める
べき事なのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。