夫の不倫を〔人に知られたくない自分〕から【協力をもらう自分】に変える

夫の不倫を相談する

公開日 2017年3月14日 最終更新日 2021年5月17日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって
多くの方が、自分の夫の不倫は知られたくないけど、他の日との実例は知りたい
という気持ちが混在しています

 

夫の不倫というリアルに起こっている事をバーチャルな情報で対処する心理

 

 

それを行動に表すと、なるべく人に会わずに家でネットサーフィンする事になる
わけです

 

つまり、リアルに起こっている事をバーチャルな情報で対処するしかないという
事です

 

なぜなら、現実に夫を知っているママ友や学生時代の友人にはなかなか話せない
代わりに、誰が書いているのかもよくわからない一方的に話を書いてあるネット
情報に、多少疑問があっても従っている自分なのです

 

その人に知られたくないという気持ちが、リアルでない世界で何とかしようと
する
自分を助長しているのです

 

そもそも女性は現実的な生き物のはず

 

 

そもそも女性は現実的な生き物ですが、それとはまるで真反対なバーチャル的な
事で実態を動かそうとしています

 

  • 『ネットには夫には優しくしなければと書いてあるからやるしかない』
  • 『ブログには妻の大きな愛情で夫を暖かく包めば戻ってくると書いてある』

 

と、とにかく見た事も聞いた事がなくてもリアルの関係に話すのが怖いばかり
それを鵜呑みにしてしまうのです

 

自分で内々に籠っている思考になっている事に気付けばいいですが、ただ

 

『こんな事を周りに知られたらまずい』

 

とだけ思っているのですから、そこから抜ける事は出来ないのです

 

外に外に実態を拡げる思考に変えてもらう

 

 


その中で私の所にカウンセリングに来られた方には、内々でどうにかしようと

していた思考から、外に外に実態を拡げる思考に変えてもらうのです

 

  • 『自分と夫だけの話では夫は後ろに不倫ブス女がついているから2:1で負ける
    のですよ』
  • 『夫は自分の悪行を隠すためにもあなたが外部との接触をするのは嫌がるのは
    当然ですよ』
  • 『夫と自分だけではなく、ブス女が水面下でどういう思いでいるかを知るのは
    第三者の話を聞かなければわからないですよ』

 

 

という説明を繰り返し行う事で、徐々に相談者は自分が狭い所で夫と不倫ブス女
にいいようになめられていた状況をイメージできるのです

 

自分が世の中の人と違う事をしている事に気が付きました

 

 

それを聞いた私の相談者は

 

  • 『私が体裁を気にしてばかりいたから、自分の首を自分で絞めていたのですね』
  • 『やっと自分が世の中の人と違う事をしている事に気が付きました』
  • 『こんな事ではあの二人に好き勝手にやられるだけというのがよくわかりました』

 

という声が出てくるのです

 

そこに、自分と夫だけで何とかしようとしている自分をやめる意識が出ている
のです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。