公開日 2017年3月29日 最終更新日 2021年2月21日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の人間像
と言いますか、人間性や人柄を聞きますと、大体同じような返答です
『うちの夫は外面が良くて周りからは信頼されているようです』
『夫には友達と呼べる人はいないです、淋しい人生だと思います』
『夫は言い出すと聞きません、自分が決めた事は曲げません』
『夫の言っている事は理論的で、とにかく口が立つんです』
と、多くの相談者が言います
という事は世の中の多くの男は同じような性格です
私も男ですから、大体同じようなものです
しかし、相談者は自分の夫特有の性格のように捉えています
ここがまさに私が相談者の夫婦を
‘新興宗教’
と例える理由です
新興宗教に帰依している人は、世の中ではなく教祖の言う事を優先させて
います
だから教祖の言う教えを守ってお布施や啓蒙活動に必死です
不倫夫を教祖に例えると、信者は妻一人です
不倫夫の事について周りに啓蒙活動こそしませんが、とにかく
『うちの教祖様はこうです』
と、すぐに特長を並べますが、正直そこには取り立てて凄い話はないわけ
です
要は信者である妻が世の中を知らないだけです
私の相談者の仲間で交流すると
『うちの夫と同じ事を言うんですね』
『そんなのうちの夫も一緒よ』
『どこの夫も似たようなものなのですね』
という言葉が次々に出てきます
それは逆に言えば妻が世の中の夫婦というか、人間の動向を知っている
ようで知らなかったのです
もちろん、他の夫婦を知っている人の方が少ないわけですが、それでも
あまりにも自分の夫の事しか見えていなかった自分に気付くのです
それでいいはずがないのです
『恥ずかしい位、自分の夫の事を信じていました』
『あのまま気付かないで夫の事を信じていたら今ごろどうなっていたのか
恐ろしくて想像できません』
という、かつての自分を振り返るのです
そういう言葉が出れば、
‘夫が一番教’
といううさんくさい新興宗教を脱退している自分がいるのです
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