不倫夫の言葉か自分の勘を信じるのかで人生は天と地ほど差が出る

不倫夫の言葉と妻の勘

公開日 2017年4月19日 最終更新日 2021年2月19日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の中には
自分の不倫を妻に詰められて、それを認めるケースもあるわけです

『本当にすまない、でも一回きりでそれ以外はない』
『悪いと思っていたけど、相談にのってと言われてつい話を聞いているうちに』
『オレはやめようと思ったけど、どうしても会って欲しいと言われて』

など、自分の非を認める発言です

しかし、その後妻の方が

『わかった、じゃああなたを信じるからその人と別れてきて』

と言って約束させますが、しばらくしてからその後の状況を聞いても

『ごめん、話はしたんだけどもう一回会わなければいけない』
『俺はもう終わりにしているけど、向こうが話をしたいと言っている』
『もう会っていない、全然連絡はしていない』

など、曖昧な答えや、ハッキリ切れたと言いつつ怪しい答えが返ってきます

その中で結局まだまだ続いている、一旦は別れたような体を装って、時間を

置いて再開するケースは枚挙にいとまがありません
その中で、夫を信じたいという気持ちと現実の違和感のギャップに苦しむ
わけです

結局夫婦間で言葉の約束が約束にならない、反故にされているわけです

その夫婦の信頼がないという事実から目を反らしてはいけないのです

最初相談者は、夫の言う事を信じて待つだけですが、しばらくしてからは

『絶対におかしい、切れているとは思えない』

という思いが出てくるのですから、そこで自分の勘や読みを軸に判断するか
しないかでその後の状況は全然変わってきます

仮に

『そうは言っても夫を信じたのだから待つしかない』

と言って、結局何か月、いや何年も好き放題にされているケースも少なく
ないわけです
そういう時には、夫もごまかすだけではなく

『俺を信じられないのか』

と威嚇する事を覚えているのですから、妻にしてみれば騙され脅されいる
ようなものです

かたや、自分の勘を信じてカウンセリングに来られた方は

『あれ以上騙されなくてよかったです、これでも遅いと思いますがもう私は
夫とブス女を許しません』

という思いを持つのです

その差は歴然としているわけで、それもこれも自分が夫の言葉ではなく自分の
心の中にある違和感を基準にしているからです

人生で頼りになるものを自分の中に持っているとわかる事ほど強く感じる事
ないのです

夫の不倫から失うものより、得るものが大きいという状況を自分で作れる事を
知るのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。