夫の不倫は世の中ルールに頼らない【自分のローカルルール】が必要

自分のルールで夫婦を進める

公開日 2017年4月27日 最終更新日 2021年3月18日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、そもそも相談者
にとって結婚とか夫婦とはどういうものなのか
もちろん、好きな人と一生を添い遂げるという決意があったからこそ結婚し
夫婦になっているはずです

『もう結婚するという事さえも思わなかった、気が付いたら結婚していた』
『何も躊躇もなく、この人と一緒になるんだと思っただけ』
『周りから反対されても自分の気持ちは決まっていた』
という、人生で一番意思が明確なわけで、言い換えると言動一致です

自分が言っている事に行動が伴っているのです
そういう自分で臨んでいる夫婦ですから、夫の不倫であたふたしているのでは
何の為に結婚したのかわからなくなってしまいます

もちろん、自分が決意したのも夫の求婚があったからこそですから、その夫

不倫して自分ではないブス女と密会していれば誰でもショックです

しかし、人間は夫婦という人工の制度の前にそもそも男と女です

結婚したからと言って、その本能的な性欲が夫婦間だけに現れるわけではない
多くの相談者にその理解が必要なのです

カウンセリングでは

『夫婦という制度を利用している妻と夫の約束事は、あくまで人間が作った
ルールでしかない、そのルールを破るのも人間です』

とお話しします

相談者はルールは絶対守られるべきものという意識が強くあります
概念上で言えばその通りですが、ルールはそもそも破る人間がいたからそれ
を制約するために作ったものです
世の中で起こるニュースには必ずルール違反が報道されています
交通事故、詐欺、殺人事件などは毎日のように聞きますが、そのうちの一つ
が不倫です
つまり、どの人間も
『ルールを破ってはいけない、絶対に守る』
と思って行動していれば、かなりこういうニュースは減るはずです
しかし、そうならないのは
『ルール?それがどうした』
と思っているからです

その欺瞞や愚かさを持っているのが人間です
そこに、夫婦というものをルールだけで考えると本当にもろくなってしまう
わけです
私は夫婦にはその夫婦独自のローカルルールが必要だとお話しします

夫の不倫が出れば、
『私は夫にはこういう態度で臨む』
というその妻の独自のルールです

そのルールに文句を言う人はいないわけです
そこに、世の中で決めている慰謝料を請求できるルール等だけでどうにか
しようとするから相変わらずルールに頼るというか、万能化している弊害
があるのです 
『自分たち夫婦には自分たち二人、いや私だけのルールを作って臨む』

そういう信念を持つべきなのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。