公開日 2017年5月7日 最終更新日 2021年3月17日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、なかなか自分でも
自分がよくわからない心理状態になってしまうのが夫の不倫です
そこには、夫のおかしな言動に振り回されている事が大きな原因です
『オレはお前にはいろいろとやってきたはずだ、もういいだろう』
『結婚してから今まで一度も良かったと思う事はない』
『オレはもう愛情も気持ちもない』
という夫の言葉に呆然自失になるのです
それはなぜか
多くの相談者が結婚してから、夫との関係性やバランスを
‘主と従‘
‘正と副‘
‘メインとサブ‘
のような自分にしている事が決して無関係ではないのです
もちろん、夫の方がメインで自分がサブです
そこには、
『夫を立てて私は支える』
『夫の言う事を尊重して、私はなるべく従う』
『夫がやりたい事はやらせて私はついていく』
と、それだけ聞くと本当にいい妻ですが、実態は夫に過剰にかじ取りを任せて
いる自分がいます
夫の言う事を聞いている時間が長ければ長いほど、自分の意志表示や気持ちを
出す方法も限定的になっています
そうなってくると、どんどん夫の内輪にいる自分ができてしまいます
夫婦は本来対等の関係ですが、どうしても夫の方が存在感とか立場が強くなって
いるわけです
それは意識的に夫婦の中で自分を下にしない努力が必要です
もちろん、それは簡単な事ではありませんが、結局は自分の身に降りかかる事です
から夫にはモノを言える自分をキープする意識です
それは単に自分の意に反している、気に入らない、ちょっと感情的になるという話
ではなく、世の中に身を置いていた独身の頃と同じ事を言うという感覚です
独身の頃は夫もいないわけですから、自分の考えで物事を判断していたわけです
それを夫の存在によって、自分の判断や決断を避けたり緩くしているのです
そういう夫婦の枠組みで失っている自分のパワーを回復、それ以上にしてもらう
のがカウンセリングです
『私は夫を立ててきたというのはあまりにも綺麗な言い方で過ごしてきた』
『夫あっての私なんてバカな事を考えていた』
という自分が出てきてちょうどです
その自分が夫との関係性を適正なバランスに変えていくわけで、それを実現すれば
かつて修復なんてまやかしを求めていた自分はいません
自分が強く丈夫になれば夫婦なんていくらでも舵取りできる、とわかるのです
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