不倫夫を取り戻すのではなく自分を取り戻す事をお話しています

自分で自分を取り戻すのがカウンセリング

公開日 2017年5月23日 最終更新日 2021年3月5日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者とのお話
の中で、私が何を大事にしているかという事をお話しします

『夫と修復したいです』
『夫とまた前のように仲良く暮らしたいです』
『私は普通の生活でいいんです、多くは望んでいません』
『夫が戻ってくれさえすればいいのです』

というような言葉が出てきます
その気持ちはよくわかりますし、もちろんそれを実現してあげたいのは私も
同じです

しかし、世の中で暮らしていると自分にとっていい事ばかり起こりません
もちろん、悪い事ばかりでもありませんが、それをコントロールできる人
はいないわけです

要は悪い事がいつ起こるかわからない中で、起こった時にただ神頼みをして
いる人生では何も状況が変わらないという事です

お祈りをして、占いをして、願掛けをしている間にも、夫とブス女は妻が弱る
事を平気でしているわけです

妻が打って出ない事には、何も二人にプレッシャーはかからないのです
その中で、夫と前のように仲良くしたい、普通でいい、修復したいと言って
いる自分は、結局は現実から逃げてじっとしているだけなのです

夫に嫌われたらどうしようと考える前に、ダメなものをダメと言えない自分が
親や子供に嫌われるのです
その中で、

『何で何も悪くない私が苦しめられるの』

という思いが出てこなければ、この先理不尽な事が起こっても対応できない
のです
自分のすべき事は何か

決して夫に謝る事やすがる事ではないはずです
その時にすべきは、自分のプライドを捨てている自分を恥じる事です

カウンセリングでは、相談者の心の中に小さく埋もれてしまっているプライド
を表にむき出すお話をします

『これでは亡くなられたお父様も悲しみませんか』
『お子さんはあなたの行動を毎日見ているのですよ』
『大事な親友も応援しているのでしょう』

と、自分がやらなければ自分を思ってくれている人までも悲しみを増幅させる
という想像を持ってもらうのです
そこに、今まで小さく消えかかっていたプライドが少しずつ大きく輝きを取り
戻すのです

相談者には、夫ではなく自分自身を取り戻す事を毎日お話ししているのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。