(本日上記動画を更新しました)
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者は夫の不倫
に弱ってしまうと、どうしても誰かに助けを求めたくなるのは当然です
その心理はよくわかりますし、一人で抱え込んで苦しむのは本当に意味がないと
言う事は後に分かるのです
かと言って誰でも話せるわけでもありませんし、その話す相手をしっかりと選定
しなければ、逆に自分が苦しむわけです
その中でも、夫の両親に話すのはなかなか難しいわけです
仮に話をしたとして、その後はどうなるのかを考えずに不用意に話すのは危険で
状況やタイミングや言葉をしっかりと見極めた上で話す必要がある、もしくは話
をしない位の腹もいるのです
なぜならば、義理両親は相談者の想像を越えて
’息子が可愛い’
のです
仮に犯罪者でも息子です
もちろん世の中からすると夫はダメ男ですが、親からすると手塩にかけて育てた
息子です
その息子が不倫をしても、嫁のせいにしたいのです
もし、客観的に事実や証拠を義理両親に見せたとしても、親子の会話が
『夫婦がうまくいっていない』
『俺は家で居場所がない』
と、もっともらしい事を平気で言えるわけです
その情報が真実を上書きするわけで、その理屈を知らないま義理両親に助けを
求める意識で話をしても、自分が悪者になっても全然おかしくないのです
それは義理両親を自分に置き換えるとよくわかります
自分の息子が何かをしでかした時に、母親である自分は世の中と同じように息子を
批判するだけでいれるのかと言えば、ノーという人が多いはずです
そう考えると、義理両親に話をするのはよほど慎重にすべきです
私の相談者も、話してから関係が悪くなる人は少なくありません
しかし、それはそれでそういうものと割り切る自分を作るべきなのです
そもそも、夫婦は他人の集合体ですし、それぞれの生まれ育ちを持っているわけで
そこから大人になって一緒になってもDNAは変わらないのです
それは夫だけでなく自分も同じ事で、夫からすると自分の生まれと違うわけですし
そこに折り合いをつけながら夫婦は続ける関係です
その中で夫の不倫が起こった時こそ、生まれ育ちの違いを知る時でもあるのです
そこに踏み込むと、これからの人生に夫婦は家と家との結びつきという理屈を肌で
感じます
それは日本人であれば良くも悪くも付いてくるもので、単に夫との共同生活という
捉え方しかなかった自分に、現実に即した夫の見方を作るのです
『夫は人生で一番時間を共有する他人なんだ』
という位の夫婦を作るのです
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