公開日 2017年7月11日 最終更新日 2021年3月17日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫と自分の関係は
言うまでもなく夫婦です
しかし、夫婦という関係をどう捉えているのかで 相談者である妻の行動も全然
変わって来ます
『お互いに気持ちが通じあっていなければ夫婦じゃない』
『二人が同じ方向を向いていて夫婦としてやっていける』
『人生で一番理解してくれているからこそ夫婦』
というイメージを持っている方も少なくないのです
しかし、本当にそういう状況で今まで夫婦を続けていたのかと言えば自信がない
という方が多いのも事実です
夫婦をいい方に考え過ぎたり、イメージ化すると逆にいろいろと制約を受ける
状態になるわけですが、その中でも不倫が起こった時にはどんどん夫婦を偶像化
するのです
そこには無理に夫婦を建て直そうと空回りする自分がいるのです
できもしない夫婦の形だけを追い求めてしまい、意気込みだけ作って不倫夫に
急に愛情を振りまいたり、媚びをうってみたり、気を遣う仕草を出している自分
がいます
はたから見ると
『何で不倫しいている夫にヘコヘコしているの、何なのかしら』
と映るのです
そこに自分が世の中からズレている事を知らなければいけないのです
夫婦をどう考えるかは、どれ位世の中の事を知っているかと深く関連します
つまり、夫と自分二人でだけ考えても何もない時には大丈夫ですが、いざ何か
起こった時には、もうお手上げになるのです
夫婦をどう捉えるかは世の中をどう捉えるかなのです
なぜなら、世の中を知って初めて夫婦の中にも倫理観や道徳観が重要性を増す
わけで、夫の言動が世の中から大きく逸脱する事を世の中の基準や起こって
いる事を知って初めて知るのです
そう考えていきますと夫婦というのはいかにシンプルにしていくかが大事です
極端な話、人生最後に看取ってあげたりもらえればいい位の関係を作ると、
それこそ固執する事や余計な感情を持たなくて済むのです
好きで結婚したのは確かでも、人間は自分を含め気持ちが変わるものです
ある時からその気持ちに変化があっても、当然という位に考えておくのです
‘戸籍を一つにしているだけの男女が夫婦‘
それ以上でもそれ以下でも無い位の感覚を持つと、ちょっとした事でもネガな
感情が起こらないのです
そういう簡素化した、余計なものを加えない夫婦を自分に作るのも、夫の不倫が
起こった時こそがチャンスなのです
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