そこらのオッサンの不倫夫を特別の男と差別化する自分が最大の敵

不倫夫はそこら辺のオッサン

公開日 2017年7月16日 最終更新日 2021年2月18日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者には夫の不倫
は苦しい事でしかないという思いです

『何で私にこんな事が起こるのか』
『どういう事なのかよくわからない』
『これって本当に現実なの』
『夫にそんな事をされるとは思ってもいなかった』

という感覚です
それは夫の挙動不審な姿から気が付くのです

家に帰っても口数が少ない、態度が冷たい、トイレにスマホを持って入る、帰宅時間
が遅くなる、土日仕事と言って出る回数が増える、服が派手になる、触ろうとすると
はねのける、カバンに女からの手紙やプレゼントが入っている、服に香水やいつもと
違う柔軟剤の匂いがするなど、とにかく違和感満載です

これを仮に男に聞いたら

『そんなの女に決まっている』

と言いますが、妻はそう言われても夫を信じたいという邪魔が入ります
そこに大きな問題があるわけです
夫には世の中の男とは違うという

’差別化’

が相談者である妻には大きく存在します
それはある意味当然の事でいい事やプラスの意味では差別すべきですが、不倫という
誰がみてもダメな事にもその差別化を適用させているのが問題なのです

そこには、妻の覚悟がいるのです
夫も一人の男であって、家の一歩外を出れば家族や夫婦の事は後回しです
もちろんそれで不倫をしているのは夫本人とブス女が羞恥心がないという事ですが、
やはり妻としても夫の事をいつまでも

’まさか、嘘でしょう、信じられない’

では状況を放置しているようなものです
そこに夫の差別化ではなく標準化が必要なのです

夫は特別な男ではなく、弱くて情けない、アホな事をする世間と同じ男なのです
それは妻も同じで、夫をそういう客観的に見る事の方が世の中の標準化です
妻の頭の中で夫婦揃って世の中との比較が必要なのです

夫ははっきり言って世の中を知りません
なぜなら、誰もがダメとわかる不倫を結局しているわけですから、ルールや決まり事
をいくら会社で部下や同僚に言っていたとしても、自分が守っていないわけですから
世の中を甘く見ているのです

そういう緩んでなめている夫に、世界一の夫イメージでかぶせている自分を戒める
ためにカウンセリングがあるのです

人間なかなか一人では自分すらも正せないわけですから、そこにダメなものはダメを
貫くには、人の手を借りるのです

決して恥ずかしい事でも情けない事でも何でもありません
アホな夫とすがる自分を放置する事の方が余程恥ずかしいのです

夫を世の中の男の中では一番いい男と差別化していた恥ずかしさを知れば、自分が
これからの人生で見方を大きく変えるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。