公開日 2017年7月18日 最終更新日 2021年3月17日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、そもそも自分は男を
見る目がないのではという不安というか自身喪失に陥る方は少なくありません
『私は夫を選んだ時にこれで大丈夫、私は一生安泰と思っていましたけど、全然
自信がなくなりました』
『夫を選んだ事が間違いだったと思います』
『私には男を見る目がないとつくづく感じます』
という感覚です
その中ではこれからの人生で男性恐怖症に近いものがあるのです
しかし、私に言わせればそんな自身喪失する必要は全くありません
なぜなら、男を見る目がある女性なんてほんの一握りです
また、仮に見る目があるという女性がいたとしても、それはかなり失敗を重ねた
経験があるのです
そもそも女性が男性に感じるものはひらめきのようなものです
そのひらめきは、男が一生懸命自分に対して優しくしたり、熱意を出してきた時に
感じるはずです
その時の男も本当に気に入られたいという一心で頑張っているのです
しかし、人間は飽きる生き物でもあります
特に男はそういう感覚が出やすいので、交際を始めてしばらくするとそれほどの
トキメキは感じなくなるのです
それは女性でもあるはずですが、男はその感覚がより強いのです
では、結婚したら飽きられてしまって不倫されてもおかしくないのかというと、
それはそれで違うのです
男も好きとか愛しているという感情が量から質に転化していくわけです
若い頃は情熱も強くて、いろいろと自分でも信じられないようなパワーで人を
好きになった頃から、それが下がってくるうちにその女性との思い出や会話が
大事になっていくのです
相手を好きになるというのは絶え間ない人間性の成長が不可欠です
つまり、出会った頃のテンションを維持するのは難しい事ですから、それより
お互いに知っている事や掘っている事を増やす事で相手に関心を持つのです
そこに量から質への転化があるわけです
夫を見る目が無かったというのは、どこか夫婦で成長がないという表れです
それはそれで仕方がない事ですが、大事なのはこれからです
ダメでチキンな夫に
『こんな人とは思わなかった、失望する』
と言うのは簡単です
しかし、それを言っている自分にも失望しているのです
それよりも、
『これが今の私たちの夫婦の実態であり実力、まず自分が成長をする事が必要』
という思考に切り替えるのです
そこに見る目が無かったとか、こんな人とは思わなかったと言っている時間が
あれば、自分の人生をもっと前に進める行動が出てきます
まずはその夫とブス女の愚行に、しっかりと背を向けないで戦う事です
そこに、自分の具体的行動が伴って来れば、祖漏れ世の中で起こっている一つ
の出来事を知る事になるのです
私の相談者がブス女と直接会ってケジメをつけると、
『女に会って本当に良かったです、これで夫の隠している事や知らない事に
怯える事はありません』
と心の底から言うのです
そこに自分の成長があり、夫婦を愛だの気持ちだの決まりきった言葉ではない
どこか人間の多様性を知った関係にするのです
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