夫の不倫に〔修復という幻想〕を追う自分を〔滑稽に思う自分〕が一番必要

騙される自分を滑稽に思う

公開日 2017年7月24日 最終更新日 2021年5月13日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者は何を
基準に物事を考えたらいいかという思考で、必死に日夜ネットサーフィンをします

 

  • 『修復したい』
  • 『二人に別れてもらう方法とは』
  • 『不倫をやめてくれるには』

 

など、思い付く言葉をどんどん検索していますが、その中では多くの文書を読む
ので止まらないわけです

 

夫の不倫が出ると夫婦を壊したくないという執着にとらわれる

 

 

その思考は何かを理解するというよりも、とにかく

 

’夫婦を壊したくない’

 

という、何か夫の病気を治す方法を探している、家族のようなものです

 

しかし、そのネットサーフィンではあまりにも多くの無責任な言葉や文書が並んで
いるので、結局は読むのに疲れてしまって何もできない、もしく自分が傷つかない
事を選んでやってしまいます

 

その傷つかないというのは、不倫夫にはとがめる事もなく意味もなくみっともない
愛され妻をするケースが多いのです

 

愛され妻なんてバカ二人の不倫をアシストするだけ

 

 

冷静に考えると、愛され妻なんてバカ二人の不倫をアシストするだけです

 

それを当然のように勧める社会的悪のカウンセラーも多いのです

 

仮にそれをしたとしても、

 

『私には無理でした、3日でやめました』
『どう考えてもおかしいと思って、買ったマニュアルはすぐに捨てました』

 

という方は数多くいます

 

結局は自分が望んでいる事を手にいれようとすれば、自分が納得する方法でやる
事が大事です

 

自分はどういう状況を望んでいるのかを知らなければいけない

 

 

そのためには、

 

’自分はどういう状況を望んでいるのか’

 

を知らなければいけないのです

 

とかく相談者は夫が元に戻る事を望みますが、本当に不倫した夫を前のように
見れるか、接する事ができるのかと聞くと

 

『それは無理です』

 

と即答です

 

夫婦がまた仲良くなる事の前にダメなものはダメが先

 

 

そう言っているのに、元の夫を求めている自分の矛盾に気が付かなればいけない
のです

 

その現実離れした、まるで自分の思い通りにしたいと言っている子供のような
感覚から覚めなければいけない

 

相談者自身は

 

『私は夫婦がまた仲良くなる事が大事』

 

と思っているだけですが、その前に目の前にあるダメな事には何も手を付けよう
としない自分を戒めるのです

 

 

子供の頃や独身の頃に悪事に怒りを覚えたり許せない自分を取り戻す

 

 

一足飛びにただ夫婦を良くしたいと言っている自分は、結局臭いものに蓋をして
いる自分です

 

子供の頃や独身の頃に、誰かの悪事に怒りを覚えたり、許せないという気持ちを
持った自分があるはずです

 

そんな悪事を自分の夫がするはずないと、思い込んでもこれが現実です

 

それが夫でも自分は許す自分は自分ではない、という感情を先に出すのです

 

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。