不倫夫を信じて苦しむ状況から、信じない事で自分を大事にする転機

不倫夫を信じない事が自分を大事にする

公開日 2017年7月26日 最終更新日 2021年2月18日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、

相談者にはいつの日か夫の状況が良くなってくれる事を心の中でいつも考えています

 

不倫夫を信じて苦しむ状況から、信じない事で自分を大事にする転機

夫が浴びせる言葉は

  • 『もうお前の顔は見たくない』
  • 『俺には俺の人生がある、お前はお前で生きていけ』
  • 『俺はお前と一緒になった事だけが失敗だった』

というひどいものですが、それでも妻の心の中には

  • 『本来のこの人はこんな事をする人ではない』
  • 『夫がおかしくなったのは一時の気の迷い』
  • 『私を見捨てるはずがない』

と、夫を擁護する自分が見え隠れします

 

その中では決して不倫を正視する自分はなく、どこか他人事、対岸の火事です

それは反応が鈍っている自己防衛本能から来るのです

 

本来であれば、自分に身の危険が迫る前に何かを察知して行動を起こすわけですが、

そのリスクの発生元が夫ですから、他の危険なモノとは見え方が違うのです

 

少し前のテレビ番組のセリフの

‘敵は味方のフリをする‘

のです

 

敵は味方のフリをする

夫は妻の一番の味方であって一番の裏切りをしているのです

その清濁併せ持つ夫の何を信じればいいのか

それは100%ではなく、何十%は信じるけどそれ以外は信用しないとか、

この部分はまゆつばもので夫を見ているとか、とにかく善と悪を両方持っている事を前提に夫を見るのです

 

考えてみれば、それは特別な事ではなく恋人の頃を思い出せば夫の事を絶対視していたかと言えば、

そうではないという方も多いはずです

  • 『恋人の時に浮気があって泣いて謝ってきた』
  • 『好きな子ができたから別れて欲しいと言われ、一年してやっぱり忘れられないと頼んできた』

というような経験はいくらでもあるはずです

 

それを、夫婦になればもうしないとか、

さすがに私を悲しませる事はないというのは残念ながら甘く見ているのです

 

「信じる」から、「信じたいけど現実を優先する」

自分の夫の絶対化をやめるのは、まさしくこういう不倫が起こる時です

夫をどう見るのかは、自分で決める事です

言い換えると自分の基準を自分が変えるかどうかです

 

‘夫を信じる‘

から、

‘夫を信じたいけど現実が優先する‘

 

という基準への変更は、自分で自分を楽にする事につながります

夫を信じる事で辛さを倍増している自分から、

それを弱める事で精神的に楽になる事を優先させるのです

 

それが決して悪い事でもなんでもなく、自分を大事にしている事です

夫の不倫で一番ないがしろにしている自分を、もっともっと大事にするのです

 

You Tubeでの解説もありますので、併せてご覧ください。

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。