自分を一番思ってくれるのは不倫しても夫と思い込む大きな過ち

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっては
何かにつけて自分を卑下してしまうという状態が続きます

『私が妻ではあの人は幸せになれないのでは』
『離婚してあげる方があの人のためになるかも』
『私はあの人にはふさわしくないのかも』

という、自分を下げているのはおおよそ夫と自分は対等の関係ではないという
心理を表しています

『夫は外で頑張って仕事してくれて私は家で子育てと主婦だけ』
『夫は頭もよくて仕事もできる、それに比べて私には取り柄なんて何もない』
『夫は私とは比べものにならないくらい努力をしている、私は何もしていない』

という比較を持っているのです
しかし、ハッキリ言えば男なんて正直誰も外で一生懸命仕事をするわけです
しない男はダメな男でしかないのです

また、子育てや主婦稼業も多くの女性の仕事であるわけです
ちょっとくらい夫が難しい言葉を言うのは、会社の企画書や商談で使っている
言葉を偉そうに言っているだけなのです

その単純に社会的な言葉が出るかどうかの違いだけで、夫婦に大きな格差を自分
で作ってしまうのです

そして、自分を下げている事での弊害を何もわかっていないのです
自分を下げるという事は、ご両親やお子さんに影響を及ぼすわけです
手塩にかけて育ててくれたご両親にしてみれば

『何であんな不倫する男にお前が泣かされなければいけないんだ』
『苦しい思いをするために嫁に出してない』
『こんな男とはとっとと別れて実家に戻って来い』

という思いです
また、お子さんからしても

『何でママは悪くないのにパパに言わないの』
『パパが悪い事をしているのをそのままにしておくの』

という思いです
その親子3代に関わるような思いを、自分を下げる事がどれだけ意味のない事
なのかを知らなければいけないのです

カウンセリングでは、その夫だけを見ている相談者に

『あなたにとって関わる人間は他にもいるのです』
『あなたを一番思ってくれているのはあなたが必死にすがっている夫ではない』

と言います
そこに、相談者が一人ぼっちと思っていた自分をやめるのです
そこから自分には多くの味方がいる事をしっかりと理解して

『私は私一人の人生ではない、多くの人の気持ちを持って生きている』

と考えを改めるのです
そして、このバカな夫とブス女の卑劣な愚行に絶対に自分を思ってくれている
人の気持ちをぶつけると決意するのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。