不倫の実態は知れば普通にアホな事だが目を背けると恐怖しかない

不倫の実態を知る

公開日 2017年8月26日 最終更新日 2021年2月26日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の不倫には何も
できないというか、どういう対応をしたらいいかという思いは常にあります
その中で何を基準にする事はないかという思いでネットサーフィンを始める方が
殆どです

『私のようなひどい人はいないよな、何をすればいいの』
『夫みたいな事をされるなんて私ぐらいだろうな』
『世の中で一番不幸だわ、テレビの世界のような事が起こっている』

というような心境です
かたや夫は

『お前には用はないから』
『前から決めていた、もう別れてくれ』
『俺たち合わないだろう、一緒にいる時間が無駄だ』

と、とにかく逃げの姿勢しかありません
夫の中では妻がうっとうしいという事しか頭にないわけです
しかし、正直言いますと私の相談者で

『この人のケースはひどい、とんでもない夫』

と思うのはごく稀です
いろいろと聞いていると、

『よくあるパターンですし、中途半端な夫ですよ』
『これ位で落ち込んでいるともっとひどい人はいくらでもいますよ』
『他の相談者の話を聞いてもらうとわかりますけど、一番不幸と思っていると
恥ずかしい位ですよ』

というお話しをします
その説明の中には、他の相談者の実例を聞いてもらうのです

すると

『私が一番ひどいと思っていましたけど、もっと大変な方がいるのですね』
『私の中では自分の夫ほど悪い奴はいないと思っていましたけど、数多く
いるのに驚きました』

という感覚が出てきます
その感覚を私は

‘普通を拡げる‘

と説明します
相談者にとっては、自分の夫しかわからないのは当然です
しかし、世の中の事を知れば

『うちの夫は生き方も不倫も中途半端な男』

という事がよくわかります

それも他の夫婦の実態を知ってもらう事からわかるのです
その世の中で起こっている事をしってもらうのが普通を拡げるという事に
つながります

どうしても相談者の普通、いや個々の人間の思っている普通は、その人が
知っている事で構成されているわけです
しかし、知っている事が増えれば知った事は普通の事になるのです

知らなければ普通ではない、それだけの差です
不倫の実態も同じ事で、知らなければショックでしかありませんが、知って
しまえば

『こんなふざけた事に驚いている場合ではない』

という自分になるのです

その知っている事実、つまり普通が拡がれば自分にとっては恐怖感という

ものは無くなるわけで、そこから信じられないくらいのパワーが出てくる
のです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。