公開日 2017年9月12日 最終更新日 2024年3月29日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、そもそも夫の不倫には
多くの問題を引き起こしているわけですが、その問題を誰がどれ位理解しているのか
と言えば、よくわからないというのが実態です
しかし、現実には多くの人に迷惑や心配をかけているのは間違いありません
なぜわからないかと言えば、当事者のチキン夫とブス女に自責の念や倫理観がない
事に加えて、こういう不倫に対する制裁が緩いという事が根幹にあります
なぜ緩いのかと言えば、司法がこの不倫の本人たちの倫理観に委ねている、つまり
周りへの影響を全く考慮していないのです
つまり、司法の考えは何か問題が発生した際に当事者間の利害しか対象にしていない
という事です
しかし、社会で生活していれば一人で生活している人間は誰一人いません
誰かが何かを起こせば、その関係する人に少なからず影響を及ぼします
その影響を受ける血族や親族、知人、友人、仕事関係の人間などには全く考慮はない
裁きをします
その司法の考え方が変わるのは、すぐには難しいわけです
なぜなら、司法というのは、過去に遡って物事を決める思考で構成されている世界
だからです
よく弁護士が
『これと同じような判例があります』
『過去にも似た判例を探していますので』
『前に同様の事案で判決が出ています』
と言うのも、今の世の中ではなく過去の時代に出した判決が基準になっているのです
もちろん、今の世相を反映した判決が出る事もありますが、まだまだごく少数です
つまり、夫の不倫で影響を受けている人間を考慮した思考はほぼ生まれにくいわけ
です
ではどうすればいいのか
‘司法で納得するのはほんの一部‘
という事を予め頭に入れておくという事です
つまり、司法は自分が受けた苦痛をお金に換算する仕組みでしかないのです
そこに、周りの人が受けた苦痛や悩みをどうにかしてくれる仕組みもなければ、する気
もないのです
しかし、相談者の中にはただブス女がビビるのではという考えだけで裁判をするような
考えを持っている方が少なくありません
そうではなく、自分を含めた何も罪もない周りの人の心持や思いを考えると、最初から
司法にゆだねる、つまり弁護士に任せるなんていないはずです
とかく今の世の中は良くも悪くも
‘法律に触れているかいないか‘
だけで物事を判断しがちです
しかし、はっきり言って今の世の中では様々な思考の人間が出てきていて、そこから
生まれる犯罪や悪行に法律なんていくら作っても追いつかない
抜け道だらけです
その司法に自分の大事な人間が苦しんでいる事を、どうにかしてもらうなんてそもそも
無理なのです
だからこそ、自分でこの理不尽に自分で立ち向かうのです
もちろん、一人で何から何までやるのは難しいわけですが、カウンセリングで作戦を
立てて行くと必ず協力者や知恵や工夫が出てくるのです
その自分を助けてくれるという人間関係のパワーを貸してもらうのです
それこそが、このいまの時代に法律や決まり事で正しい人間が苦しむ現実から脱却
できる唯一の方法です
そこを信じて突き進んでもらった私の相談者は、必ず笑顔を取り戻すのです
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