公開日 2017年9月19日 最終更新日 2021年5月11日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にお話しする
中で、多くの気付きをしてもらう必要があります
その中でも、この事は絶対にわかってもらう必要がある事は
‘普通を拡げる’
という事です
目次
相談者に共通して必要な事は普通を拡げるという意識
つまり、夫の不倫は世界で自分一人経験している事でも何でもなく、多くの妻が経験して
いるという事に始まり、自分の夫は世界一でも何でもなくそこら辺にいる男という事実
を知る事です
もちろん、よくある事だから気にするなと言っているわけではなく、嫌な事だけど自分
だけに降りかかっていないという事をわかってもらうのです
言い方を変えると、不倫も夫も勝手に特別な事象や人にしているという位の気付きがいる
という事です
- 『何で不倫が私だけに起こるの、知っている人で起こっている人はいない』
- 『夫は世界一の夫、こんな事をする人ではない』
という思考から脱却してもらうのがカウンセリングなのです
普通とは知っている事だから知れば普通の事が増える
そのためにも、多くの実例をお話ししたり、や相談者の交流をしてもらうわけです
それを私の表現では
‘普通を拡げる’
と呼んでいるのです
普通とは何かと言えば、知っている事と言い換える事ができるのです
知らなければ
『何それ、あり得ない』
というだけですが、知ってしまえば
『よくある事、あるあるだよね』
と相談者の口からもよく出てくるように、普通の事と感じるのです
私が知らなかっただけなんだを経験する
不倫も夫も比較がなければそうは思えないわけですが、逆にいろいろな実例や相談者
の話を聞けば
『私が知らなかっただけなんだ』
と思うのです
それこそが普通を拡げるという事なのです
知らなければ
‘普通‘
とは思わないし思えない事が、一先知れば
‘普通‘
の事に変わるのです
夫から聞いている情報だけを普通にしている
それは大人になれば大体普通の事はわかっているという錯覚や、夫から聞いている
情報を頼りにしている自分がそうさせるのです
私がカウンセリングで伝える事は、最初は相談者にとっては
『よくわからないです』
という事の連続です
知らなければ生きていく上で困るのは自分
しかし、時間が経過するに従って
- 『世の中の事を知らなかったです』
- 『世間知らずで今まできたので、今さらながら恥ずかしいです』
という言葉が出てきます
それこそが、自分の普通から世間の普通に追い付かなければいけないという思い
が出た証拠ですし、知らなければ生きていく上で困るのは自分という思いです
相談者にその焦りや必死な気持ちを起こさせる事が、カウンセラーとしてというよりも、
本当に困った人に接した一人の人間としてやらなければいけない事なのです
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