旦那の浮気は夫の事より自分を全然わかっていない現実を知る転機

自分をわかっていない事に気付く

公開日 2017年10月17日 最終更新日 2021年3月4日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫のどこを気に入って
交際して結婚したのかを考えると、非常に曖昧ですし自分でもよくわからないという
方は少なくありません

『夫は別にタイプでも何でもなく、ただ押しが強くて付き合って結婚しました』
『ちょうど元カレと別れた後に声をかけられて、寂しかったんで付き合いました』
『夫にはいい印象はなかったんですが、ある時真面目なところを見てからいいかな
と考えが変わりました』

と、夫との出会いや印象は必ずしもいいわけではないのです
しかし、それでも情にほだされてなのか、思いを強く受け止めてなのかは別として
夫婦に至っているわけです

その歴史を持っている中で、不倫している夫の事がよくわからないという相談者の
言葉に

『夫と付き合い始めた時の事を考えても自分でも自分がよくわからないでしょう』
『夫がわからないという気持ちもわかりますが、その前に自分の事をわかっているか
そこが大事です』

というお話をします
相談者も

『そうですよね、そもそも何でこの夫と結婚したのかと考えれば人間はどうなるか
わからないものですよね』

という言葉が返ってきます

そういう人は自分は自分をわかっているわけではないという前提をまずお話しします

なぜなら、相談者が夫に対する疑問は自分にまず向けるべき事だからです

‘自分はまともで夫がおかしい‘

と心のどこかで思っています

もちろん、不倫をしている夫はおかしいの誰の目から見ても明らかです

しかし、自分がまともかどうかは自分が疑わなければいつまでもまともにしたまま
です

私の目から見て相談者がおかしいとは思いませんが、少なくとも自分の考えや思いを
少し見直す必要があるのは確かです
少なくとも

‘自分は変わっていないけど夫が変わった‘

と思い込んでいる自分をやめるのです

相談者は独身の頃からすると、結婚して夫の考えにかなり影響されているわけです

何かにつけて、物事を見る目が夫の言葉や考えを通している事が無意識のうちに多く
なっています

その中では、夫の不倫さえも夫に気を遣っているのです
その状態で自分は変わっていないと言えるのかという事です
独身の頃であれば、

『不倫する人なんてサイテー』
『私なら絶対に夫が不倫したら離婚する』

というような心境だったはずです

いや、今でもそうかもしれませんが現実には夫に

『お願いだから戻ってきて、戻ってきてくれたら許すから』

という自分になっているのです

そこに、自分の言動一致がないわけです

そういう自分で自分の事をわかっていない事を認めるところからカウンセリング
始めるのです

相談者は夫ではなく自分の改革を先にすべきとわかったら、そこから夫への関心を
なるべく自分に向ける努力を始めるわけです
そこに、夫の不倫を早く終わってほしいだけではなく、自分自身を作り上げなければ
これからの人生本当に辛いだけとわかるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。