公開日 2017年10月27日 最終更新日 2021年3月2日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の表情を見て
いつもカウンセラーとして感じる事があるわけです
それは
`自分の考えを出して欲しい`
という思いです
そもそも男女では、小さい頃は女の子の方が自分の意見をハッキリ言って男の子は
何か曖昧な態度という事はよくあります
それ位、自分の考えている事を表明する能力は、女性の方が上回っている
それはなぜかと言えば、現実的に物事を捉えているからです
『これっておいしいよね、今までにない味がする』
『この色使いステキ、センスいいよね』
『この形が気に入っているの、私が一番好きなブランドなの』
など、自分のお気に入りのものをしっかりと言葉に出したり、嫌なものを嫌という
態度もハッキリ出すのも、現実的に捉えているからです
その現実的な女性が、夫婦にになると自分の意見を押し殺して
『夫に聞いてみなければわからない』
『うちは夫が一番だから』
『夫に言わないと怒られるから』
と、夫第一主義の思考に変わるのです
それが決して悪いとは言いませんが、それを続けている事でそもそも持っている
‘現実的思考‘
がかなり小さくなってしまうのです
夫の不倫が起こって自分が行動する事に
『私がこれをやってもいいでしょうか』
『夫婦かおかしくならないのか』
と、夫に許可をもらうような癖がついているのです
他人の不倫なら
『あり得ない、私なら絶対に許さない』
と言っているのに、夫の不倫はひょっとすると自分が悪い位のわけのわからない
非現実的な自分になっているのです
そこを現実的な自分に戻してもらう事が絶対に必要です
そのために怖がらないで自分の考えを表明してもらうのです
相談者の夫婦に対する〇×、良い悪い、正解不正解の思考を抜けてもらうのです
夫婦をその考えで捉えると、不倫している夫との結婚がそもそもダメという事です
しかし、そんな事を言っていては元も子もないのです
夫婦に正解不正解もないわけで、しっかりと自分の中で考えている事を行動の基準
にするだけです
『夫のご機嫌伺いばかりをしていました』
『私は夫の言う通りでばかり生きてきてしまいました』
『自分の考えを持たない方がいいと勘違いしていました』
という言葉が出てくれば、自分自身の基準を持って夫婦に臨む決意した瞬間なのです
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