公開日 2017年11月3日 最終更新日 2021年3月2日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私がカウンセリングで思う
相談者の幸せとは何か、何をすれば相談者に笑顔が戻るのかという事をお話しします
相談者の頭にある幸せ、言い換えると望む事が必ずしも幸せにつながるとは限らないわけ
で、それを説明する場面は毎日訪れます
幸せというものの捉え方の意識の変化が、大きな意味があるのです
『夫が戻って来てくれればいいのです』
『夫が反省して私を大事にしてくれる事を望みます』
『夫にはとにかく不倫をやめて夫婦に向き合ってもらいたいです』
という表現で希望とは望みとは何かを言葉にします
しかし、自分がそれを望んでも現実は手に入らないどころか、ますます遠ざかるのです
手に入らない状態をなかなか諦め切れないのは、それが無ければ困ると思い込んでいる
からです
そこに気付かずいつまでも夫に変化を求めるのです
不倫をやめてくれる事が幸せとか望みにしている事にばからしくならなければいけない
そもそも夫が不倫をやめたら
『よかった、私の事を大事にしてくれるんだ』
と思うはずはないのです
不倫は
`こちらからお願いしてやめてもらう事`
でも何でも無く
`人としてダメな事`
`非難される事`
`自らやめる事`
でしかない
それを妻が勘違いして望みにしている事自体がレベルの低い夫婦に成り下がっている
わけです
その実態に気付いてもらうのがカウンセリングで、さらに相談者にとっての幸せや
望みを明確に理解してもらうのです
相談者にとっての希望は
`自分が変わる事`
です
他に置き換えるものは無いと言ってもいい
夫が変わる事を望みにしている自分は自分が変わらないからいつまでも新陳代謝が
起こらない
細胞や筋肉、思考に変化が起こらなければ、いずれ衰退していくのを待つだけです
そこに何をどうやって望みを見出す事ができるのか
自分に出来る事や新しい発想が生まれたら
『私でもこんなに頑張れるんだ』
『私にこんな事が出来るなんて信じられない』
という自分に気が付きます
そこには希望なんて言葉では足りない程の高揚感が生まれるのです
その時の相談者の表情はまるで思春期のように、パワーがみなぎるのです
『夫の事はどうでもいい、私が変わればいいんだ』
『夫に期待していた自分ではだめだった、自分に期待する』
という気概が幸せと気付くのです
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