公開日 2017年11月9日 最終更新日 2021年3月15日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者である妻にとって
夫に対しての感情は非常に強いものがあるのは当然です
そもそも夫という男のどこが良くて結婚しているのか
『うちの夫は相当頑固です、何を言っても聞きません』
『旦那は基本優しいですし、仕事も真面目にこなします』
『思いの外、気にしいで繊細です』
『友人は少ないです、心から離せる人はいません』
という夫評を言うわけです
その中で妻にとっての夫は、
‘私にとって一番の男‘
という心情です
それは、自分が夫に人生を託しているわけですから、夫の事はいろいろな事を含んで
選んだ、多少の事は気にしないという思いです
しかし、その中で他の事は覚悟していても不倫は想定していません
極端な話、貧困生活になっても夫が自分を向いてれば頑張れるけど、豊かな生活でも
不倫があれば生き地獄なのです
つまり、妻の求めているものは
‘夫の気持ち‘
‘夫の愛情‘
‘夫の心‘
という、精神的なものに集約されているわけです
しかし、それは夫が自分を好きでいてくれる事によって、自分の方がそれ以上の気持ち
を出しているのです
夫に対しての自分の気持ちが大きいままで、夫はアホなブス女とうつつを抜かしている
事で、何だか一人だけ気持ちが高い所に留まって、夫の方はテンションが下がっている
わけです
しかし、夫婦お互いが一生同じ気持ちで続くかどうかは誰にもわかりません
起こってからわかる事ですが、不倫は想定外でもないとは言い切れないわけで、実際
起こっている事を受け入れなければ先に進まないのです
その中で、自分の気持ちと夫の気持ちを天秤にかけながらの夫婦をやめるのです
夫はアホな事をしているわけですから、
『あなたはそんな人じゃない』
といくら心の中で叫んでも意味がないのです
妻の方が現実的にならなければパッパラパーになっている夫と同じように、浮世離れ
した過去の幻想にとらわれている妻では、夫婦で現実逃避している事になるのです
夫の不倫は自分の都合のいい解釈の夫婦をやめなければいけない転機です
夫と自分の関係には、気持ちや愛情だけではなく、現実的な生活に必要な存在という
意味合いを持たせるのです
そこから夫の事を
『夫はATMと思っていますから、楽になりました』
『いつでも離婚を切り出してもいい自分の方が自分らしいです』
と、気持ちで依存していない強さを持てるのです
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