公開日 2017年11月17日 最終更新日 2021年3月15日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者に多くのアドバイス
をするわけですが、そのアドバイスは実は当たり前の事しか言っていません
カウンセリングというのは、特別な方法で夫の不倫をやめさせる事ができるのではとか、
夫の気持ちを振り向かせる方法があるのではという思いで受けに来られる方もいます
しかし、そういうイメージとは真逆の事をアドバイスするのです
『妻としてもっとプライドを持って、不倫されて黙っていていいはずがないでしょう』
『夫とブス女ははあなたを舐めているのです、それでいいのですか』
『不倫に特効薬なんてありません、今までの夫婦が緩んでいるのですから』
『夫は本当はチキンですよ、あなたの強さが一番怖いのですよ』
という事を重ねて言い続けるのです
なぜそれ言い続けるのかと言えば、相談者がそれを避けているからに他ならないのです
必要とわかっていても、そこには自分が傷つきたくないとか、怖い思いはしたくないと
いう心理です
しかし、そもそも夫婦を続けている中で、嫌な事や苦しい事があるのは長い人生では
当たり前です
その中で相方の夫がパッパラパーになっている今、この夫に毅然とする妻でなければ
夫婦の意味がないのです
そこに愛され妻とかいい妻キャンペーンをしている自分は、
‘借りてきた猫‘
状態で妻をやっているふりをしているようなものです
不倫脳の夫からすると、
『本当に馬鹿な奴、俺の好き勝手にできる』
『あいつは俺に言う事を何でも聞くから俺の天下だ』
『夫婦なんてちょろいもの、ちょっと威嚇すればおとなしくなる』
と、本当にアホな事を続けようとするだけです
この状態は子供の世界であればいじめっ子にいじめられる子供がいてもいじめっ子が
怖いと思って放置している事と変わらないのです
それを大の大人がそのままにしているのが不倫なのです
そこに何か秘策とか、不倫夫の不倫に目をつぶって愛されたいなんてふざけた事を言う
カウンセラーや、それに反応する弱い相談者に対して、
『もっと一人の社会人として自覚を持て』
という事を言っているのです
こんなアホな事にビビって夫婦を続けて、どういう人生を進むつもりなのかとい事を
カウンセリングで伝えるのです
そこには夫への愛情が欲しいのではなく、自分の弱さを悪人のチキンに守ってほしい
という、自分を甘やかしている実態があるのです
その自分が子供や社会に大人としてまともな事が言えるのか、という感覚を持つ事が
非常に大事なのです
ダメなものはダメと言えるし、行動を起こしてこそ社会に身を置く大人なのですから
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