公開日 2017年12月9日 最終更新日 2021年2月25日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者である妻には
私が見ていても夫への依存が非常に強くあります
その依存の中で一番思いつくのは
`経済的依存`
です
しかし、私のイメージではそれよりも強い依存があります
それは
`精神的依存`
です
この依存がの方が強く感じるのはわけがあります
『私も働いているから生活は何とかできますが、それよりも夫に何か言われると
どうしても従ってしまいます』
『私の人生は夫が全て、夫無しでは生きて生けません』
『夫の考えている事は何でしょうか』
と、経済的には大丈夫な状況の方でも、夫にマインドコントロールされている
ケースは多々ありますし、そうでない方でもとにかく夫が生命維持装置のように
なっているのです
また、経済的依存があっても、夫には婚姻費用請求をする事でとりあえずはその
依存は下がっていくわけです
しかし、精神的依存はそれこそ自分の思い込みでいくらでも強くなりますから、
とにかく不安とセットで付いて来ます
それを下げるのがカウンセリングでもあります
経済的依存を下げるのが家庭裁判所の婚姻費用請求であれば、精神的依存を下げる
のはカウンセリングです
しかし、愛され妻などと言ってその依存をさらに上げようとするアホなカウンセラー
も世の中には多数います
そのカウンセラーは相談者のためのアドバイスではなく、いかにも飛び付きやすい
キャッチコピーで弱っている相談者の心を罪悪感もなく不倫夫にさらに依存させて
いるだけです
始末が悪いのはその罪悪感の無さで、ある意味不倫ブス女の心理に似ているのです
『ご主人への愛情が足りないのよ』
『私ならもっとご主人を大事にしてあげるわよ』
『あなたが自分を捨ててご主人に尽くさないからダメなのよ』
と、ブス女と同じ事を言っているのです
愛され妻カウンセラーもブス女も、妻の夫への精神的依存を強めさせて弱体化させて
いるのです
愛され妻カウンセラーとブス女の違いはその呼び方位で、精神的構造は妻にとっての
敵でしかないのです
私が感じる相談者の弱さを、世の中で救ってあげなければいけない立場のカウンセラー
の人間が不倫を助長させているのです
多くの相談者が愛され妻カウンセラーのカウンセリングを受けた後
『何これって思いました、私にはムリって思いました』
と言って来られるのです
そこに精神的依存からの脱却の転機があるのです
自分の弱さが一番の敵とわかった時に、相談者は夫には頼らない自分を目指すのです
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