夫の不倫はシャバの人はわからないと言える自分が強くなった証拠

シャバの人はわからない

公開日 2017年12月30日 最終更新日 2021年2月25日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者には夫の不倫を
どう対処
していいのか全然わからない状況が続くのが普通です
そもそも不倫なんて他人事ですし、それこそ縁のないテレビの世界と考えているのです

その中でも現実が現実から逃げるわけにはいきませんし、知らなくてもわからなくても
自分の夫の起こしている悪事である事には変わりないわけです
そういう意味では、夫の不倫も人生で様々な経験をする一つと考えなければいけない
事です

人生の中では、挫折や苦難、そして病気や人との別れはいくらでもやってきます
夫の不倫はそれらの事に比べると、まだ自分の健康を害している事ではなく自分ができる
事が
あるという捉え方をすべきです

もちろん、最初からそうは思えない程の苦しさですが、それをカウンセリングでいろいろ
他の相談者の実例も聞いてもらうと

『私の苦しさはそれほどではないかもしれない』
『自分ができる事はまだある』
『これしきの事で負けたら親や子供に申し訳ない』

位の気持ちになるのです
そこには、

‘苦しさの多くは孤独からきている‘

と理解するからです
自分一人で考えると八方ふさがりでしかありませんが、人と話をしていると悩んでいる
対象
がいかにあほらしい事なのかがよくわかります
それ位、自分の思考や視野が広がるという事です

しかし、人と話すと言っても誰でも言いはずもなく、ある条件があります
それは自分の気持ちをわかってくれる人と相談者は思っています
気持ちをわかってくれる人とは、同じような経験をしている人の事です

私の相談者は、相談者の交流を重ねていくと

『シャバの人にはわからない事だよね』
『経験しないと話が通じないよね』
『他の人も同じような状況になれば、私たちの話を聞きたくなる』

という言葉が出てきます

それ位、経験している人でなければ、チンプンカンプンな顔をされるのです
しかし、夫の不倫を経験している人はそれほど少なくないというのが私の実感です
街中で幸せそうに家族で歩いていても、実は夫が不倫していてそれを知らないだけの
予備軍の妻は数多くいます

それを知っている自分は、今後の人生でモノの見方や考え方が大きく変わります
そして、その変わった後の自分は

『何て自分は今まで世の中を知らなかったのだろう』

という発見に、成長を止めていた自分とこれから止めてはいけないという決意を持つ
のです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。