不倫する〔夫がこんなにアホ〕とは思いませんでしたが【妻の当然の見方】

夫の見方を変える

公開日 2018年1月2日 最終更新日 2021年5月9日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にも夫にとっても
夫の不倫で大きく人生が狂ったような感覚になります

 

不倫で変わるのは夫一人だけでしかない現実

 

 

しかし、現実はいつも通りの生活で環境が変わるわけでもなく、その日々が続きます
ただ一つ夫がよそよそしい事だけが大きな違いなのです

 

  • 『俺はこれからは自分の人生を進む』
  • 『俺と夫婦とは思わないで欲しい』
  • 『俺は一人になりたい、もう決めたから』

 

という言葉を発します

 

そう考えると、相談者は自分の中では大きな変化があったという思いですが、実際には
夫一人がおかしくなっているだけです

 

不倫で考えるべき事は夫の異変だけに絞れる

 

 

もちろんそれが大きな事と言えばそうですが、逆に言えば

 

`夫の異変に絞れる`

 

という事です

 

夫がおかしいという事は、夫が自分に違和感を醸し出しているだけです

 

周りを含めて、自分もおかしくなっているわけではないのです

 

そこを過剰に反応してしまうと、

 

  • 『私がおかしいのではないか』
  • 『夫の言うとおりで私が悪いんじゃないのか』

 

という心理に陥ってしまうのです

 

夫をまともな人間と思い込んでいる

 

その原因は

 

`夫をまともな人間と思い込んでいる`

 

事に尽きるのです

 

私の相談者がいろいろカウンセリングの中で勇気をつけて行動を起こすと

 

  • 『夫がこんなにアホだとは思いませんでした』
  • 『私は夫の何を見ていたのでしょうか』

 

という言葉が出てきます


ほんの数週間、数カ月前まで夫に信仰すら持っていたような人が真逆の言葉を発します

 

夫は突発性のバカさを持っているのが普通

 

 

それも全て、夫はまともという決めつけがあったからこそです


相談者自身も自分の夫の見方がこうも変わるのかという位に変わるわけで、それを実感

しなければ夫を本当に自分都合のバーチャルの世界に作ってしまいます


夫がアホでバカな事をいつもやっているわけではないですが、こういう人に迷惑をかける

大事な事をやる

 

‘突発性のバカさ‘

 

は十二分に持っているわけです

 

それを常に夫はまともと思い込んでいる自分は、どこかで自分を守ってもらうという意識
大きくあるのです

 

夫におっかなびっくりしていた自分をすっかり捨てる

 

 

そこにメスを自分で入れるのが私の相談者です

 

  • 『もうこんな人生はいや、夫の言いなり何ていや』
  • 『私が弱っても夫は全然関係ない、私が変わるしかない』
  • 『夫に頼っていた自分がバカだった、もう自分の意思で生きよう』

 

という思いを持つ事で、それまでの夫におっかなびっくりしていた自分をすっかり捨てる
のです

 

夫がおかしいのは夫は常にまともな人間ではないから、という簡単な理屈を理解する
自分
を人生の拠り所にするのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。