公開日 2012年6月20日 最終更新日 2022年5月24日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
浮気した夫との夫婦関係を、本気で続けるのは相当な覚悟がいるのは、誰もが感じる事
でもあります
相談者にお会いして、いろいろと話を聞きますが私がいつも思うことは、どれくらい
‘本気で夫婦を修復する意思があるのか‘
と言うことです
- 「こんなに夫を責めてしまい、もうどうしようもない」
- 「夫はもう私のことを好きじゃありませんよね」
- 「修復はしたいけど、現実は厳しいですよね」
こういう相談者は、多くの場合
- 「いえ、大丈夫ですよ、まだなんとかなります」
- 「えー、でももう夫は離婚したがっています」
- 「あなたの努力次第で大丈夫です」
と言ってほしいと思っているのです
確かに、私も相談者には夫婦は夫ではなく自分の意思で何とでもなると言います
しかし、相談者は占い師に聞いているのではなく、カウンセリングを受けに来て
いる事を考えなければいけないのです
つまり、夫婦を修復する可能性はあるけど、
‘本気の覚悟‘
はできていますかと言う事です
例えば夫が家に帰るのが遅くて責め続けたり、女の事をチクチク言っているのをピタッと
止めて、夫の観察をする我慢も必要です
目次
夫が離婚をほのめかしても動じない
夫婦を続けるのに何年かかってもあきらめない等、本気の覚悟で臨めるかという事です
「いや、それはできません、夫が変わってくれなければ難しいです」
と言う人は夫婦を望むより、次の人生を探すほうが余程時間の無駄にはならないのです
相談者を見て、大体で夫婦を続ける事ができるかできないかは
「本気で夫婦を続ける覚悟はありますか」
と言う質問の答えでわかります
夫との夫婦は、実は自分といかに折り合いをつけるのかです
自分との関わりは、人生最後まで終わりがありませんからずっと続きます
しかし、それに気がつけば、夫に対しての対応に連鎖を起こします
本気で夫婦を続けるという覚悟には、夫はあまり関係ないのです
自分を変えるのに、覚悟がない相談者には、
今の自分を好きでいてくれる男性を探す事を勧めてあげた方が一番のアドバイスになる
のです
夫婦問題は人生で大きな大きな分かれ道
その分かれ道には、覚悟を以って臨んだ相談者には私もとことん付き合ってアドバイス
を送り続けます
しかし、そうでない相談者には
- `夫がおぜん立てしたくれる夫婦‘
- `夫が理解してくれる夫婦‘
というように、夫ありきの夫婦を求めているのです
そう考えているうちは、自分の思うような夫婦は実現しないのです
夫婦をコントロールするのは自分、という覚悟を持った相談者は
- 『私は何を迷っていたのでしょうか、夫だけで離婚なんて成立しないのに』
- 『夫の気持ちがどうのこうの気にしている自分がバカらしくなってきました』
- 『私らしく生きていきたい、夫の顔色を窺っている自分はやめます』
という言葉が出てきます
そこには、夫婦を続けていく一番大事な事は夫を大時にする事ではなく
‘自分の意思で夫婦を進める事‘
と気が付くからです
要は夫との兼ね合いばかりを考えていては、結局はかなりの時間を不本意に過ごす事
になるのです
もちろん、夫の意見と自分の意見を交わす事は大事です
しかし、多くの場合がその中間地点で折り合いをつけているわけではない
どちらかと言えば、妻の方が
- 『夫が言うから従おう』
- 『夫は曲げないから私が我慢する』
- 『夫といい合うとややこしくなる』
という結論を出している
それを続けていると、とにかくいかに夫の機嫌を損ねずに自分の意見を聞いてもらう
かと、まるでアホな上司に気を遣うぶかのようになってしまうのです
それを放置していると、とにかく夫が勝手に物事を決めても妻は文句言えない関係に
なっているのです
夫婦を一生続けるのであれば、意思表示を強く出す事が必要
その中で譲るものもあれば、譲れないものもハッキリしてくるのです
それを続けていると、
『私が考えを出して夫は従わせる』
という場面が出てくるのです
夫任せや夫に依存や夫の後からついて生きるのではなく、夫婦の主役を妻が張る位の
構図の方が妻も楽になるのです
そこまでは諦めないで、不倫してアホな夫に強い立場を取らせないという信念を
持って行くのです
いろいろな意味で、夫との夫婦には
‘これが一番‘
という事はない
常に変化し続けるのが夫婦です
浮気している夫の意思なんて正直一つも関係ない
もちろん、夫婦といわず親子でも友人関係でも同じです
そう考えると、自分がその変化し続ける関係に柔軟に距離を取る事が非常に大事です
しかも相手が同じようにできるかどうかは、わからないわけです
もしかすると、自分だけが関係をうまく調整する事もあります
相手もいろいろと気遣ってくれて、お互いにいい関係になる事もある
しかし、いずれにせよ
‘自分の意思‘
が不可欠です
ましてや、浮気している夫との夫婦には夫の意思なんて正直一つも関係ないと言って
いいのです
それよりも、
- 『私が修復したいのであれば、私が腹を決めて夫婦を動かす』
- 『自分で嫌なら、タイミングを見てやめればいい』
という事だけです
それ位、この関係には自分の中に答えがあるのです
結婚も反対やネガな声には屈せずに自分の道を選んでいる
それはある意味、結婚と似ています
結婚する時も、
- 『私が結婚すると決めた、しなければ後悔する』
- 『誰に反対されても、私の気持ちを通す』
- 『親に言われても、それでも一緒になる』
と、その反対やネガな声には屈せずに自分の道を選んでいるのです
そのような、発想力も人生には大事です
これからの将来に、希望を持つ時は
『私はこれをやる』
という意思を持っている
しかし、楽しい時だけ自分が決断しているわけではありません
苦しい時にも、自分の意思を強く持つ
いや、苦しい時だからこそ持つのです
今までの夫婦はご祝儀相場、ここからが実力をつけて臨む夫婦
夫婦という関係は、どちらかと言えば
‘プラスに働く‘
というイメージです
しかし、現実はそのイメージを大きく覆す事もまま起こるわけです
その一番の事象が、夫の浮気といっていいのです
それを、世の中の数多くの方が経験しているわけです
そういう事を経験した時こそ、
- 『私は本当の意味で夫婦とはこういうものと、知らなければいけない』
- 『今までの夫婦はご祝儀相場、ここからが実力をつけて臨む夫婦』
- 『何もないのが普通ではない、いろいろなことが起こるのが当たり前』
というくらいに、夫婦の中で起こった事に対応する転機にするのです
それを乗り越える事で、
‘夫婦は自分の手の内にある‘
という、理屈というか確信が出てくるのです
そこまでたどり着くためにも、夫の浮気でも夫婦を修復する覚悟を持つのです
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