公開日 2015年5月9日 最終更新日 2023年9月10日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接して
いますが、そもそも夫婦に対しての考えを改める必要
があるという話をする時でもあります
相談者はもし何か夫婦で問題が起きたら
‘夫と協力して解決するつもり‘
としか思っていません
もちろん、それが正解です
しかし、夫の浮気のように協力者であるべき夫が
自分を苦しめる敵になっているわけです
‘夫が自分の敵になるなんて思ってもいませんでした‘
そう思うのが当然です
しかし、現実は夫婦でも世の中で一番憎い関係になる
事は、残念ながら珍しくありません
3組に1組が離婚している現状があるわけで、憎いとか
悔しい、殺したいくらいの感情がそこにあってもおかしく
ないわけです
こういう時に
‘幸せになるために結婚したのに‘
と思ってしまうのが人の気持ちです
しかし、ここで目的と手段を取り違えている事に気付く
べきです
幸せになるのが目的だとして、結婚は手段です
決して結婚が目的ではない
しかも、幸せになるのはある一時で、また嫌な事もあって
また幸せも来ますから、変動するのです
そういう意味でも、結婚の中で夫婦の仲で幸せや嫌な
事、腹の立つ事も混在します
しかし、結婚したらいい事が大部分とか、嫌な事は回避
できる、何とかなると勘違いしているのです
結婚はあくまでも、自分の生き方の選択であって、そこに
独身とは違う種類の幸せと困難が出てくるだけです
結婚しようがしまいが、幸せも不幸もあるのです
それくらい、自分の中の夫婦の捉え方を変えるべきなの
です
夫の不倫は、そういう自分の人生観をいろいろな角度で見直す
転機なのです
そういう思考を持つと、
『結婚した事を後悔する自分はいない』
『夫の不倫は自分の宿題なんだ』
『独身だったら違う不幸もあるはず』
という、今までにない自分が出てくるのです
そこから、
『私が選んだ結婚には、こういう困難を乗り越えろと
いわれている』
という、定めを悟る強さを持つのです
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