2016.01.11 ★カウンセリング夫婦カウンセラー木村泰之

夫の不倫に悩んでどうしようもなくカウンセリングを受ける時に大事な事

公開日 2016年1月11日最終更新日 2021年6月6日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者がカウンセリングに
来られるのは、本当に勇気が必要な事だといつも感じます

夫の不倫が発覚するとどうすればいいのかわからずネットで探すしかない

それまでは、夫の不倫が発覚するとショックを受ける時期から少しずつ時間が経つと

『こんな事を誰にも言えない、自分でなんとかしなければ』
『どうすればいいのか、ネットで探すしかない』

と、とにかく自分の中で対応できないか必死に情報をとりに行きます

しかし、その情報を実行したとしても、必ずしもいい方向にいくわけではありません

手には負えないどうにもならないという思いがカウンセリングに向かわせる

むしろ、どんどんひどくなって自分が弱っていくのがよくわかるのです

そして、もう自分の手には負えない、自分だけではどうにもならない、という思いが
強く出た時に、カウンセリングを受けようと思うのです

その時には、病気と一緒でそれまでの症状や自分がしてきた対応を話す心の準備が
出来ていますが、いざカウンセリングを受けるとなると、

‘本当に話しして大丈夫なのか‘

と不安もよぎります

しかし、何もしなければ今までの苦しい状況が続くだけなのです

そう考えると、もう相談をするしかないと決意をするのです

その気持ちを持ってカウンセリングに臨んだ相談者の中にも、いろいろなタイプの
方がいます

心配性やせっかちや指示待ちなど自分の性格が出る

心配性の方、せっかちな方、指示待ちの方など、自分の性格がこういう時によく
出ます

しかし、その性格はいろいろあっても、共通して言える事があります

それは

‘自分の納得が必要‘

と思って来られているという事です

その自分の納得というのは、自分でしか作れません

私がいくら言っても行動するのは相談者自身です

納得を作る事を追い求めている人はいい方向に向かう

その納得をしっかりと作りたいという事をとにかく追い求めている人は例外なく
いい方向に状況が変わります

なぜなら、自分の考えで物事を進めていくわけですから、それがある日はいい方向に
向かない、自分の弱気の虫が出たとしても、翌日は絶対に負けないという気持ちで
毎日臨むからです

人間、やはり辛抱、努力、忍耐という事は絶対に必要で、それを最初からやらない
人には、納得は作れないのです

夫や女に対して、自分の苦しみやプライドを見せる事で納得を作る事が出来るわけ
ですから、そこにたどり着こうと思ったら、ちょっとやそっとの努力や辛抱では
無理なのです

カウンセリングは相談者と私の共同作業であって、相談者の弱い妻のまま終わらない
終わりたくないとい信念を形にしている地道な日々の連続です

努力や辛抱を日々一緒に重ねていると数ヵ月後に笑顔が戻る

私の相談者も最初から強いわけではなく、本当に皆さん弱って弱って来られるのです

しかし、この努力や辛抱を日々一緒に重ねていると、数ヵ月後には皆さん笑顔で
過ごしているのです

それは、納得を作る事に愚直に自分に逃げずに進んだ方にだけ与えられている権利
でもあるのです

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ABOUTこの記事をかいた人

夫婦カウンセラー木村泰之

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」と心の底から思いました。それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、（立ち合いは不可）、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは　‘人のお役に立つ‘ ということです。自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。このブログでは、夫婦（男女）で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。