浮気されても〔夫に見捨てられたら終わり〕と思っている自分を恥じる

孤独になってはいけない

公開日 2016年3月22日 最終更新日 2021年6月2日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫には妻としての
できる限りの事をやってきたつもりという自分もいますが、やはり浮気をされた
という事実が、自分には足りない事があったのでは、という思いの方が勝って
しまいます

 

夫に言われた事が全てだから私は生きる価値がない

 

 

その思いの中では、

 

  • 『夫に言われた事が全てだから、私は生きる価値がない』
  • 『夫からの私はダメ出しをもらっているのに、自分で慰めても空しいだけ』

 

などと、夫からの自分が生きる上での基準くらいになっています

 

私のカウンセリングでは相談者の今までのプロフィールを教えていただいて
セッションを始めます

 

その中で、ご両親ご兄弟などの人間関係も聞きますが、多くの相談者は人生
でいろいろな方に愛情を込めて育てられている事がわかります

 

ご両親ご兄弟、祖父母、親戚、友人、会社関係の方など様々な人と今までに
良好な関係を結んできています

 

身勝手で理不尽を押し付ける夫の言葉に弱らない

 

 

その中で、今の夫と知り合って結婚したわけですが、その自分で選んだ夫に
裏切られたという状況に、自分の自信を無くすのはよくわかります

 

しかし、今までの良好な人間関係を築いている自分を、自分の身勝手で相談者
に理不尽を押し付ける夫の言葉で、おとしめているのは絶対にしてはいけない
のです

 

なぜなら、相談者に愛情を注いでくれたり、大事にしてくれたり、リスペクト
してくれた人に、逆ギレや自分の保身で妻を責めて弱っていては本当に申し訳
無いのです

 

お前が苦しむために嫁にやっていない

 

 

ご両親やご兄弟、祖父母からすると、

 

『お前が苦しむために嫁にやっていない』

 

と思いますし、親戚の方も

 

『あんなに明るくていい子なのに』

 

でしょうし、友人もそれこそ

 

『〇〇は何一つ悪くない、悪いのはご主人とその相手の女だよ』

 

と思うのです

 

人は一人では生きていけない孤独になってはいけない

 

 

それらの、自分を思いやってくれている人のためにも、絶対に自分を責めては
いけませんし、自分を下げてはいけないのです

 

人は一人では生きていけないのは、誰しもがわかっている事ですが、こういう
時こそ、自分は孤独になってはいけない、という思いが必要です

 

私の相談者も、最初は自分を責める事しかなかった状況から、いろいろな方に
応援をしてもらい始めると

 

  • 『私には夫以外に大事な人がたくさんいる』
  • 『夫だけが自分の人生ではない』
  • 『夫の事だけを考えている自分はみじめになる』

 

と考えを変えていくのです

 

そこに、夫と不倫女の愚行には絶対に屈してはいけない、自分は一人では生きて
いないという自分が出てくるのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。