不倫夫が幸せになるなら〔私が引いた方が〕と思う時に考えるべき事

自分を再始動する

公開日 2016年3月23日 最終更新日 2021年6月2日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、カウンセリングでいつも
感じる事があります

 

相談者は真面目で優しくていい人だが夫の不倫に自分を卑下している

 

 

相談者は真面目で優しくていい人ばかりですが、夫の不倫に対して自分を卑下して
いるわけです

 

 その卑下している自分の姿を見たら、絶対に自分でも引くほど辛い表情をしている
のです

 

そこをどうわかってもらうか、という事をいつも考えるわけです

 

  • 『私なんて生きている価値がない』
  • 『その女性と一緒になった方が幸せになるのなら、私が引いた方がいい』
  • 『私はもう何をしても嫌がられるだけ』

 

という卑屈のオンパレードです

 

オレの事を何もわかっていないだろうという言葉が妻にはグサッと来る

 

 

それは夫の強い言葉によって引き出されてしまっています

 

  • 『オレの事を何もわかっていないだろう』
  • 『オレはずっとがまんしてきたんだ』
  • 『オレの人生はこれで終わりたくない』

 

 

という言葉が、妻にはグサッと来るわけです

 

こういう時に、どう考えればいいのか

 

 

自分が相談されたら答える言葉を思い浮かべる

 

 

それは

 

‘自分が相談されたら答える言葉を思い浮かべる‘

 

という事です

 

仮に、自分の親友が同じように夫に浮気されて、相談に来たらどう答えるか

 

  • 『私が悪いの、離婚した方がいいかなと思っている』
  • 『もう何もいい事はない、何をしていいかわからない』

 

 

と相談されたら、どう答えるのか

 

  • 『あなたがちゃんとしていないから離婚したら』
  • 『ご主人を楽にさせてあげた方がいい』

 

と言うのか

 

あなたは全然悪くないご主人とその相手の女が悪いよ

 

 

そんな事を言うはずもなく、その親友を励ます事を言うはずです

 

  • 『あなたは全然悪くない、ご主人とその相手の女が悪いよ』
  • 『だって、あなたは何も悪い事してないじゃない、私がよくわかっている』
  • 『その相手の女ってどんな女よ、私と一緒に言いに行こうよ』

 

くらい、その親友の正当性や、人格を守るはずです

 

それを、自分に対してするのも当然です

 

止めてしまっている夫と不倫女にすべき行動を再始動する

 

 

カウンセリングでは、相談者が自分一人で全然思考が止まっている所に様々な
例え話や実例を出して、必要以上に悪く思っている事や恐怖に感じている事を
適正にしているのです


その中で、相談者が止めてしまっている夫と不倫女にすべき行動を、しっかりと

再始動してもらうのです

 

相談者同士の交流でも、親友と同じように励まし合ってもらいながら、自分が
正しい事をしている事を常に感じてもらいながら動くのです

 

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。